• "捜索"(/)
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  1. 名護市議会 2020-09-03
    09月10日-05号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和2年第200回名護市定例会              第200回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和2年9月3日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和2年9月10日 木曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和2年9月10日 木曜日 午後3時12分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       13番 比嘉 勝彦  14番 平 光男 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長   祖 慶 実 季    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長 平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長   比 嘉 一 文    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長 玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長 長 山 儀 和    消防長      安 里  順               教育長  岸 本 敏 孝 教育次長   荻 堂 盛 邦議会事務局出席者 事務局長   上 地  健     次長       新 垣 和 吉 議事係長   宮 城  建     庶務係主査    大 城 和香子 議事係    島 袋 ちえり    会計年度任用職員 玉 城 直 喜 議事係    岸 本 健 伸 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。宮里尚議員、一般質問を許します。 ◆宮里尚議員 おはようございます。ただいま大城議長の許可を得ましたので、議席番号10番、礎之会、宮里尚、通告に従いまして、一般質問を行います。質問の事項1 名座喜原墓園管理について。要旨(1)名座喜原墓園内の未舗装道路について。名座喜原墓園の整備目的は、1970年、昭和45年です。8月1日に1町4村合併後、旧名護市役所、現在の名護博物館を現在地に移転するため、当時の既存墓地の代替地として整備されたと伺っております。旧名護町時代の墓地は名座喜原墓園へ移転させられましたが、あれから数十年経過しておりますが、中央の駐車場はアスファルト舗装されておりますが、墓園内道路はいまだに未舗装であります。移転条件が違うのではないでしょうか。沖縄では清明祭や旧暦七夕にはお墓を清める習慣があります。また納骨の際にも墓掃除等に訪れます。特に墓園西側の所有者の話によれば、毎年草刈り作業で困惑していると伺っておりますが、市当局は年何回草刈り作業を実施しておりますか。以前に奥側の所有者から雑草が生い茂って、道路側溝への子どもの転落や車の脱輪等がありましたが、市当局と協議して、側溝蓋は整備されたと伺っております。現在、道路舗装の件について、所有者間でも頻繁に取り上げられており、代替地移転から数十年経過しており、検討は十分なされたと思います。したがいまして、本市は早急に整備するか、今後の整備計画を所有者に文書で回答すべきだと思いますが、市当局の対応についてお伺いします。質問事項2 大南公民館付近の歩道整備について。要旨(1)大南交番十字路からザマミ文具間の歩道整備について。この問題は、以前から口頭でも指摘してきましたが、いまだに改善されておりません。場所によっては電柱が歩道の真ん中にあって、体の不自由な方の電動シニアカートが通行できない場所がありますが、工事施工の際に設計等、現場との相違、なぜ歩道の安全確保を検討しなかったのかの理由について、お伺いをします。質問事項3 農業行政について。要旨(1)農林水産戦略品目の名護市拠点産地認定された8品目の生産状況と課題について。名護市拠点産地認定作物、8品目ですが、生産実績についての説明資料によりますと、平成29年から令和元年の資料を拝見しますと、ウコン以外の7品目の生産農家及び生産量が年々減少傾向にあることについて伺います。例えばゴーヤーで農家戸数がマイナス4戸、カボチャで4戸の増、小菊でマイナス4戸、ドラセナでマイナス4戸、アレカヤシがマイナス4戸、シークヮーサーで平成29年375戸に対し、令和元年では341戸、34戸の減、タンカンでマイナス16戸、ウコンでマイナス9戸、また出荷量もウコンを除いて、全体的に平均して減少傾向にありますが、農家戸数と生産量減少の主な理由についてお伺いします。次に要旨(2)ミカンコミバエについて。1980年代に県内全域で根絶された特殊病害虫のミカンコミバエが発見される事例が近年県内で急増しているとのマスコミ報道があります。本市の拠点産地認定品であるタンカン、シークヮーサーなどのかんきつ類、またマンゴー、パパイヤ等に寄生すると出荷制限による農場への影響は甚大であり、徹底して防除に取り組まなければならないが、本市の状況についてお伺いします。要旨(3)シークヮーサー立ち枯れ被害についてお伺いします。次、質問事項4 地域環境整備について。要旨(1)港川右岸護岸エプロン側溝について。昭和原は本市の漁民住宅地確保のため、埋立て整備されたと伺っております。現在、本市管理のエプロン側溝は、前面の船揚場や泊地が埋め立てられ、エプロン側溝としての用途がなくなり、雨水等の排水溝となっております。また側溝蓋がなく、仮設ロープを張り巡らせて管理されておりますが、以前から側溝内は雑草が繁茂し、これまで子どもや付近住民の転落等、また側溝に落ちて大けがをした事故等、また住民から側溝蓋の整備要望がありますが、いまだに未整備の状態で放置されております。本市の今後、不慮の事故が発生することのないよう安全を確保する管理義務についてお伺いします。それから要旨(2)昭和原護岸エプロンへの太陽電池を利用した防犯灯の設置について。海岸沿いのエプロンは長年、日々、市民が健康増進のためのジョギングや、散策の憩いの場として利用されております。しかし、照明灯がないため、夕暮れや夜間時に、これまで事件、バイク接触による死亡事故等が発生しております。以前から同海岸を利用する市民から照明灯の新設が望まれておりますが、安全配慮と管理義務の面から市当局の見解を伺います。要旨(3)名護下水処理場東側樹木の枝打ちについて。名護下水処理場と住宅地域の境界には、クワディーサーの枝や葉が繁茂し、落ち葉等で区や付近住民から苦情が出ております。枝の剪定(せんてい)要請がありますが、市当局の対応についてお伺いします。質問事項5 千眼寺周辺公園整備計画について。要旨(1)千眼寺周辺公園整備計画内の無縁墓について。要旨(2)既存墓の移転代替地についてお伺いします。以上、一次質問とし、二次質問は自席から行います。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 おはようございます。それでは質問事項1、要旨(1)についてお答えいたします。名座喜原墓園は墓地埋葬法の趣旨に則し、公共事業に係る墓地移転場所の確保を目的に、墓地等の整備を行ってまいりました。公共事業による墓地移転につきましては、昭和54年に土地開発公社へ委託し、代替地として移転を進めてきております。また清明祭や旧盆などの集中的な利用がある場合に、路上駐車による周辺道路の交通混雑を避ける目的で、平成15年には駐車場の整備を行っております。議員ご質問の墓園内の通行道路は、延長約320メートルで、側溝などの排水は設置されているものの、未舗装道路となっている現状を確認しております。現在の維持管理といたしましては、年に2回程度の草刈り作業を行っている状況でもあり、今後も利用が増える清明祭や旧盆などの前に草刈り等を実施してまいります。また道路の舗装につきましては、現在は住宅街の生活道路を中心とした舗装整備や舗装修繕を行っておりますが、今後は名座喜原墓園内の園路も含めて整備を進めてまいります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それでは二次質問を行います。名座喜原墓園の中央駐車場の舗装整備の際に、なぜ墓園内道路を舗装整備しなかったのか、その理由についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 平成15年当時、名座喜原墓園内を整備した時点におきまして、整備された駐車場がなく、清明祭や旧盆の時期に路上駐車などで交通混雑が多かったことから、その解消を目的として、防衛局の事業で駐車場整備を行ってまいりました。墓園内の園路につきましては、事業目的が駐車場整備となっているため、墓園の園路の舗装整備ができなかった状況でありました。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 今、園内の未舗装道路全体で320メートルございます。これをもしアスファルト舗装するといくらかかるかと試算したのですが、延長320メートル、アスファルトの厚さが4センチにした場合、1メートル当たりの単価が約1万6,000円、総整備事業費が約500万円ぐらいかかるのです。今後、30年間も所有者は待たされて、中にはもう半分以上は、当時の方は7割ぐらい眠っているのです。子どもの代になっているのです。そういった意味合いから理解してもらって、早急に整備をしていただきたいが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在、市内の市道の修繕舗装等は限られた予算の中で整備を進めている中であります。その中で墓園の園路の舗装につきましても、今後、建設部内で再度計画を練り直して検討してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次、質問事項2をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項2、要旨(1)についてお答えいたします。大南交番十字路からザマミ文具前までの市道名護49号線は、昭和60年に市道として認定され、供用開始を行っております。当該路線の箇所につきましては、平成29年度に自転車利用促進のための車道の路肩改良による整備を完了しております。自転車利用促進の整備につきましては、平成24年度に「名護市自転車ネットワーク基盤整備報告書」を策定し、その中の自転車ネットワーク計画に基づき、車両混在型の整備を行っているところであります。昨年度までに市道部分につきましては、市道15路線、約13キロメートルの整備を完了しております。路肩を改良し、整備を行っている箇所につきましては、車道拡幅により電柱や下水道等の汚水ます等、道路占用をしている支障物件がある場合には、各管理者へ移設申請を行い、移設をお願いしているところでありますが、水道・下水道・電気・通信など、市民生活に直結するライフラインであることから、移設については様々な課題が生じる場合もあります。当該路線の大南交番からザマミ文具までの左側につきましては、平成29年度の自転車指導レーン整備時において歩道の幅員環境を考え、電柱移動申請を行った経緯がありますが、道路外の民地への移動や、道路右側への移動が困難であり、歩道に埋設されている水道施設等もあったことから、移動が実施できなかった経緯があります。しかし、議員ご指摘のとおり、当該路線は電柱が歩道を占有していることにより、歩道幅員が1メートル以下の箇所も8か所存在し、電動車椅子などの通行に支障が生じている状態が見受けられます。市道宇座線の事例も活用し、路側の歩車道境界ブロックを撤去し、歩行者空間の確保を行っていきたいと考えております。それに伴い、再度電柱の管理者である電力会社や通信会社へ移設申請を行い、車道側への移設を調整し、歩道利用者の安全が確保できるよう、電柱移動を実施してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それでは二次質問をさせてください。答弁の中で建設部長は沖縄電力とNTTとも電柱移動申請協議をしたとのことですが、その内容についてどういう内容だったのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長
    當山賢建設部長 現在、歩道上に電柱が設置されておりますので、歩道上から車道との境界側に移設できないかということで協議しているところであります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 部長、電柱移動について宇座線では歩車道ブロック間にきれいに移設されているわけです。なぜ名護49号線ではできなかったのか。先ほど部長がおっしゃったように、沖縄電力とNTTと協議してということなのですが、工事自体が難しかったのか。その辺を確認させてください。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 当時は歩道外に移すという形での基準だったのですけれども、今回、宇座線の場合、歩道と車道との間に、ちょうど境界上に設置するという案が出てきまして、昨年度から宇座線の場合はそういう方針で、歩道と車道の間に電柱を移設したという状況であります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから現場において不慮の事故が発生することのないように、バリアフリー化の位置付けはどうなっておりますか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 今後、車椅子等の通行ができるよう1メートル以上確保する方向で進めてまいります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから市当局も確認したと思いますが、歩道幅員が1メートル以内の箇所が7か所もあるのです。現在の状況、もし事故等が発生した場合の市当局の考え方についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在そういう状況を確認していますので、速やかに支障物を移動できるよう進めてまいりたいと思っています。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 再度、電柱の管理者である沖縄電力、あるいはNTTへの移設申請を行うとのことですが、どのぐらいの期間を要するのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 まず電力とNTTに管理者移設申請を行い、現場での立会い及び移設位置の調整を行うまで約1週間程度要します。その後事業者において、移動による停電の影響や電柱の構造等を精査し、移設を行います。なお、この電柱移設の本数にもよりますが、まず申請から約4か月から6か月程度と予想をしております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 現在も自転車道整備を実施しておりますが、既存の自転車道維持管理状況について伺いますが、場所によっては幅員が非常に狭く、危険と思われる場所と自転車道標示マークの剥がれ落ちがありますが、この対応についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 自転車道の幅が狭い所は、今後また標示の方法等を検討してまいります。自転車道をシールの部分でやったところは、やはり沖縄の気候、気温が上がるものですから、粘着力が悪くなるということで、ペイントのほうで改善を図っているところであります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次、質問事項3をお願いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 おはようございます。質問事項3、要旨(1)についてお答えいたします。名護市拠点産地認定された8品目の生産概況といたしまして、ゴーヤー、カボチャ、小菊、ドラセナ、アレカヤシの5品目については、農家数、生産量とも年々減少傾向にあります。シークヮーサーについては、農家数は平成29年度375戸、平成30年度363戸、令和元年度341戸と年々減少しております。出荷量は令和元年度577トンで、平成30年度の781.6トンと比べ、204.6トン減となりましたが、これは平成30年度に発生した台風24号、台風25号の影響によるもので、令和2年度は開花の状況もよく、880トンを見込んでおります。タンカンについても農家数は減少しており、令和元年度の生産量は平成30年度に襲来した台風の影響に加え、裏年が重なったため、平成30年度200トンと比較して約半分の107トンとなりました。ウコンについては、他の作物と同様に農家数は減少傾向にありますが、生産量については平成29年度398.8トン、平成30年度499.6トン、令和元年度526.6トンと、年々増加しております。拠点産地認定作物の課題といたしましては、他の作物にも共通していることではありますが、担い手不足による農家減少に伴い、生産量が減少していることが挙げられます。担い手の育成については、新規就農者に対し、ハウスや農業機械等の導入を支援することのできる「新規就農一貫支援事業」や、独立・自営による農業経営を行う認定新規就農者に対して、年間最大150万円を最長5年間給付する「農業次世代人材投資事業」など、ハード面の支援に加え、簿記講座を実施するなど、ソフト面においても支援することで、新規就農者が農業定着を図れるよう、引き続き関係機関とも協力しながら取り組んでいきたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。ミカンコミバエはかんきつ類のほかにトマト、ピーマンなどの果菜類、パパイヤ、マンゴーなどの果実を食害する害虫でございます。果実に産卵し、寄生した幼虫が果肉を食べて果実を腐らせます。資料によりますと、ミカンコミバエは大正8年頃、1919年に沖縄本島で確認され、ミカン類、熱帯果実等の被害が多発し、果樹振興の大きな阻害要因となったため、昭和52年、1977年から根絶防除を実施し、その結果、雄除去法により昭和61年、1986年に沖縄全域から根絶されました。根絶後も県全体で侵入防止対策を継続しており、名護市内では39か所にトラップを設置し、2週間に1回調査を行っております。また年4回、殺虫剤が混合された板を市内全域の農地周辺や集落内につり下げて誘殺し、侵入防止対策を実施しております。続いて要旨(3)についてお答えいたします。シークヮーサー立ち枯れ被害については、勝山シークヮーサーからの聞き取りによると、勝山では少なくとも21か所で被害があるとのことでございます。市全体の被害状況につきましては、8月24日に県関係者及びJAが開催した会議の中で、JAや勝山シークヮーサーを含む加工団体に対し、立ち枯れ症状のアンケートを実施することが決定しております。アンケート結果の取りまとめを9月中に行い、リスト化し、これを基に市町村ごとにチームを組んで、現地調査を行います。その調査チームには名護市も入ることになっており、栽培・圃場(ほじょう)状況、症状関連、栽培管理関連について聞き取りを行い、弱っている樹木については根のサンプリングを行い、検査を実施することになっております。その検査結果で、全体的な被害状況の把握ができると考えており、それを踏まえた上でどのような支援策が必要なのか、県及び関係機関とも調整しながら検討していく必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 玉城部長、拠点産地認定を受ける基準、それとこのメリットはどういうものがあるのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 拠点産地認定を受ける基準とメリットについてでございますが、沖縄県の農林水産戦略品目拠点産地認定要項によると、拠点産地とは組織力を持ち、定時、定量、定品質の出荷原則に基づき、一定量の生産物を安定的に生産出荷し、消費者や市場から信頼され得る産地として定義されております。拠点産地認定を受ける基準は、1、拠点産地を目指す特定品目について、生産出荷組織が設置されていること。2、拠点産地化を目指す特定品目を対象に、安定生産、安定出荷体制の確立方策を協議する組織体として、生産者、生産者団体、市町村等により構成される産地協議会が設置されていること。3、産地協議会などの協議を経て、安定生産、安定出荷体制を確立するための具体的な協働の取組方針が明確にされていることと、3つの基準が定められております。次に拠点産地認定を受けるメリットとしては、県から産地指導、技術問題の解決、各種事業の導入など、積極的支援がある。消費者や市場から信頼が得られ、有利販売が可能となるということが挙げられます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから本市はマンゴーの生産が盛んですが、マンゴーの拠点産地認定についてどう考えているのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 本市といたしましても、マンゴーの拠点産地認定については、積極的に取り組みたいと考えております。マンゴーの安定生産に向け、直近では平成28年度から平成30年度にかけて、県の災害に強い栽培ハウス整備事業を活用し、受益農家18戸に対し、合計で約1万6,000平方メートルのハウスを整備しております。今年度も同事業を活用し、受益農家3戸に対し、合計で約3,800平方メートルのマンゴーハウスの整備を予定しているところでございます。ただし、マンゴーは木の植付けから出荷できるまで時間がかかるため、本事業で導入した全てのハウスからマンゴーが本格的に出荷されるのは令和3年度以降となります。現状では年度によって出荷量にばらつきがあり、安定生産を確立しているとは言い難い状況にございます。今後もJA、羽地の駅などの出荷団体と連携を密にし、安定生産、安定出荷の確立を目指し、将来的な拠点産地認定に向けての取組を強化していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 担い手対策といたしまして、新規就農一貫支援事業農業次世代人材投資事業の活用を挙げておりますが、直近3か年の実績はどうなっているのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 新規就農一貫支援事業につきましては、直近3か年の実績として、新規就農者9人に対し、トラクターなどの機械の導入を4件、農業用ハウスの設置を7件実施しており、支出した金額は平成29年度2,755万2,000円、平成30年度はゼロということで、事業実施がございませんでした。令和元年度は3,527万円、3か年の合計として6,282万2,000円となっております。続いて農業次世代人材投資事業の直近3か年間の実績になります。交付対象者は平成29年度に26人、平成30年度に25人、令和元年度に20人となっております。交付金額は、平成29年度に2,850万円、平成30年度に2,736万70円、令和元年度に2,437万5,000円、直近3か年の交付金額合計は8,023万円余りとなっております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございます。次、要旨(2)のミカンコミバエなのですが、これは二次質問ではございませんが、要望といたしまして、沖縄の農業のあゆみは農業用水の確保と虫との闘いだと言われております。ミカンコミバエの成虫が果実に卵を産みつけ、幼虫が発生した農産物は価値がなくなり、出荷が禁じられ、長年本県農業振興への障害となってきました。したがいまして、本市においても県、関係団体とも連携を図り、防除強化に万全を期していただきたいと思います。それから要旨(3)シークヮーサーの立ち枯れについても要望といたしまして、現在沖縄県、JA、関係市町村が原因究明の調査中とのことでありますので、その結果を見守っていきたいと考えております。議長、次、事項の4をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項4、質問要旨(1)についてお答えいたします。港川右岸の護岸は昭和49年に名護市が公共施設等の利用地として埋立工事にて整備し、平成7年に海岸保全区域として、沖縄県にて指定され、海岸保全施設の護岸の一部は名護市の管理する護岸となっております。議員ご質問の港川右岸護岸エプロン側溝につきましては、高潮から背後地を防護するとともに、越波した海水を集め、海へ排出する目的で整備された施設となっているため、集水を阻害するため側溝の蓋等が設置されていない状況となっております。しかし、本市におきましても、港川右岸護岸エプロン側溝につきましては、背後地の緑地帯との間に設置されており、危険な状況であると認識しており、警戒ロープにより安全対策を施しているところであります。しかし、抜本的な対策が必要な区間におきましては、側溝機能を保持しつつ、側溝への転落を防止する対策を行いたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項4、要旨(2)についてお答えします。本市では市内の生活環境の整備並びに不良有害環境の排除及び犯罪の誘発を防止するとともに、市民の安心、安全及び青少年の健全育成を図るため、自治区、自治会、商店街通り会、その他市長が特に必要と認める団体からの申請により、予算の範囲内において街灯設置にかかる経費及び電気使用料の補助を行っているところでございます。議員ご質問の昭和原護岸は港区の区域となりますので、街灯設置について港区区長と調整してまいりたいと思っております。街灯設置補助につきましては、予算の範囲内という制限の中で自治区、自治会などにおいて優先順位を決めていただいているところでございますが、引き続き自治区、自治会との調整を図りながら、街灯設置補助を進めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 それでは私のほうからは質問事項4、要旨(3)についてお答えいたします。名護下水処理場内に植樹された樹木につきましては、本格的な台風シーズンが到来する前に、樹木の枝ぶりの状態を確認し、下水処理場側から沿線道路内へ樹木の枝がはみ出した場合など、本来ならば近隣住民の生活環境に配慮して影響が出ないように枝打ちを行うなど、対策を講じるべきでありますが、8月に入り台風が多発し、周辺住民の皆様へはご迷惑をおかけしている状況となっております。名護下水処理場は周辺住民の生活環境へ配慮するための緩衝帯として、住宅地に面した周辺に樹木を植樹しており、またその敷地の一部は近隣住民が花壇として利用しているところもございます。議員ご指摘にあります樹木につきましては、処理場職員及び施設管理業者と年に数回、定期的に実施しております場内の美化作業の中で枝打ちを行うなど、環境整備に努めてまいります。剪定(せんてい)及び枝打ちについては、地元区長の意見などを伺い、相談の上で対処してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 先ほど建設部長の答弁の中で、側溝機能を保持しつつ、やりながら、側溝への転落防止をする対策ということなのですが、具体的に何をするのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 当該側溝につきましては、越波した海水のみならず、雨水の排水機能も必要であることから、周辺環境に影響が発生しないよう段階的な対策を実施していきたいと考えております。具体的な対策といたしましては、切込み砕石等の目の粗い石材を用いて、転落防止対策が必要な区間の側溝につきまして、通水性を確保して埋戻しを行い、水たまり等の排水機能の不具合が現場にて発生しない状況を確認した後、モルタル等を用いて、皿型側溝に改修する方向で検討しているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 部長、これと港川護岸のほうに捨石マウンドの石部分に雑木が繁茂しているのです。ユウナ、それからアダンですか、この撤去までお願いしたいのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 その雑木等も含めて、一緒に剪定、伐採等を行ってまいります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから質問要旨(2)ですが、先ほどの答弁で街灯設置について港区区長と調整して進めますとのことですが、具体的にどのように取り組むのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 街灯の設置につきましては、先ほどの答弁の中にありますように、区の優先順位等がありますので、まずは港区区長と街灯設置の意向について確認して、危険性があるという形であれば、早急に関係部局とも連携しながら対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございます。よろしくお願いします。それから要旨(3)ですが、これも港区区長と協議しながら対応方をよろしくお願いします。ただ1点だけ、いつ頃やるのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 議員ご指摘の樹木につきましては、地元区長と対処方法が決まり次第に着手いたしまして、10月末までに完了できたらと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 部長、よろしくお願いします。次に事項5をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項5、要旨(1)についてお答えいたします。千眼寺周辺の公園整備計画につきましては、現在用地取得を進めており、用地が全体で35件、その中で15件、物件補償につきましては、全体で41件、その中で15件が契約済みとなっております。件数をベースにした執行率は用地が42%、物件補償が36%となっております。なお、千眼寺周辺には所有者不明の墓が6基ほどございますが、これらの所有者を探索するために、これまでに看板の設置等により所有者に関する情報提供を求めてまいりました。また平成27年から平成28年度には沖縄県の補助事業により名護市内の所有者不明土地の所有者探索のための調査を実施しております。千眼寺周辺の所有者不明土地6筆につきましては、調査が行われておりますが、その調査においても土地所有者が判明せず、所有者不明の墓についても有効な情報は得られておりません。今後は地域の方々からの協力も得ながら、広く情報提供の呼びかけを行うとともに、縁故者がいない墳墓等の取扱いについて、墓地、埋葬等に関する法律施行規則に規定されております官報による告示等の手続も見据えながら、関係各課とも調整を図り、所有者不明の墓の移転を進めてまいります。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。21世紀の森公園整備事業により、墓の移転を余儀なくされた地権者につきましては、地権者自身で移転先を確保するケースもございますが、地権者の要望に対応するため、名護市が管理します名座喜原墓園内に代替地を確保しております。名座喜原墓園内には現在、代替地として提供可能な墓地が12筆ございますので、用地交渉の中で地権者より代替地についての要望がありましたら、名座喜原墓園内の墓地を案内してまいります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 無縁墓地化は名護市のみならず、都市計画等のまちづくりに非常に支障を来しているわけです。所有者不明の墓地が、先ほど部長の答弁では6基との答弁ですが、これは清明祭の参拝者に直接の聞き取り調査をするか、あるいは市民のひろば等で捜索してはいかがですか。これは答弁はいいです。それから現在、市役所東側に墓地が数基存在しますが、移転について所有者と話合いをしたことがあるのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 市役所の東側付近、千眼寺から見ますと西側のほうになりますが、そこにあります墓4基の地権者との用地交渉の状況につきましては、おおむね同意を得られた地権者がおります。一方で、交渉が難航している方もおります。今後につきましては、事業予算の配分を見据えながら、同意を得られた地権者から順次補償を進めていき、難航している案件につきましても、事業への協力を得られるよう、地権者へ丁寧な説明を行いながら、用地交渉を進めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 最後に、既存墓地の所有者が移転を希望した場合に、名護市の代替地がありますよね、名座喜原墓園。そこに代替地としての確保ができるのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 先ほどの一次答弁でも名座喜原墓園内には現在、代替地として提供可能な墓地が12筆ございますので、用地交渉の中で地権者より代替地につきましての要望がありましたら、案内をしてまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございます。これをもって宮里尚、一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時56分)                              再 開(午前11時8分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉忍議員、一般質問を許します。 ◆比嘉忍議員 こんにちは。それでは議席番号19番、礎之会、比嘉忍、大城議長の許しがいただけましたので、一般質問を始めさせていただきますが、その前に恒例の6月定例会以降の地域の出来事等について少しお知らせさせていただきたいと思っております。まず名護の日、前の7月4日、5日でイオン名護で展開されました「MUGムグフードプロジェクト」というのが開催されました。これはイオンの社員のOBでつくる会がございまして、長田さんという方が会長で取組させてきたところ、イオン那覇店、イオンモール沖縄ライカム店で開催した際に名桜大学の教授がイオンモール沖縄ライカムのイベントに出くわしまして、貧困の子どもたちの家庭に、それぞれの家にあります缶詰とか、そういったものを寄附していただいて、配布しようという取組があって、名護でもぜひやっていただきたいという形で、特に名桜大学の学生には留学生も多くて、コロナ禍で困っているので、ぜひ名護でやっていただきたいという相談を受けて、名護で行いたいという話で、名護で開催することができました。この長田さんはイオンの元役員であります。私との関係は、実は私、民間時代に名護市のイオンの開発をする際の民間業者の担当部長でありまして、この長田さんがイオン側の部長で、2年余り議論を交わした仲でありまして、長田さんからイオン名護でやりたいのですけれども、ライオンズクラブというのにも私、所属させていただいております。そこを通しながら展開していただけないかということで、実施させていただきました。イオン那覇店で1,000点余り、イオンモール沖縄ライカム店で1,400点、イオン名護では4,000点の寄贈があって、市からも防災食等の期限が間近に迫ったものを提供いただきまして、誠にありがとうございます。名護市の社会福祉協議会、本部町の社会福祉協議会を通して、貧困家庭に配布されるということであります。あと2つありますが、1点は、ウークイの日に皆さんご覧になりましたでしょうか、テレビで放映されておりましたが、無線式連動型火災報知器ということで、消防のほうで進めております。事業の目的として、極めて火災危険の高い高齢者世帯等と防火協力者世帯を無線連動型火災報知器でつなぎ、協力者による初期消火や早い通報、避難誘導により高齢者を守り、火災危険の排除及び損害の軽減を図り、住宅火災ゼロを目指す事業ということで、高齢者世帯とそのすぐ隣に連動して、高齢者世帯が火災になった際に、隣の家が火事ですと。隣の家で火災報知器が鳴るということであります。実はこれは先日テレビで放映された際の場所が大西区でありまして、大西区の仲井間さん宅と平良さん宅でやって、設置させていただきまして、放映されました。名護市消防本部が取り組んでいる高齢者への無線式連動型住宅火災報知器の整備事業の紹介と大西区の自主防災会の活動をテレビでもPRしていただきまして、防災の日に関連付けされまして、ウークイの日にちょうど放映されておりました。大西区の自主防災会も台風の後、役員が頻繁に台風災害のパトロール等も行っておりますので、村瀬区長をはじめ、頑張っております。今後も地域の安心安全のために、区民の一人として一緒に協力していきたいと思っております。もう1点は、若者の活動です。先日9月5日と6日に開催されましたパラ陸上競技大会で、なんと走り幅跳び、名護市出身の又吉康十(こうと)さん、お父さんは康雄さんといいまして、ランクアップというスポーツ店を経営しております。その方の次男ですかね、康十さんがパラリンピックで、なんと幅跳びなのですが、アジア記録を30センチ、それから大会記録を39センチ更新して優勝されております。皆さんご承知のように、パラリンピックが来年開催されますので、この又吉さんがパラリンピックの選手にということで、非常に近づいているのではないかということで、名護市の子どもたちも頑張っておりますので、私たちは見守りながら活動も支援できたらと思っております。それでは以上のことを報告させていただきまして、一般質問に入らせていただきます。事項1 北部基幹病院について。要旨(1)北部基幹病院の進捗状況についてお伺いします。事項2 教育行政について。要旨(1)学校現場の現況について以下のとおりお伺いします。ア コロナ禍における学校現場の状況と問題点及び解決策について。イ 運動会や修学旅行の方向性について。事項3 循環システム構築に向けて。要旨(1)畜産排せつ物を活用したメタン発酵処理による地産地消事業の可能性についてお伺いします。事項4 福祉行政について。要旨(1)がん検診無料クーポン事業(乳がん、子宮頸がん)について下記のとおりお伺いします。ア 一昨年度、昨年度及び今年度の該当者人数について。イ 一昨年度、昨年度及び今年度直近の利用率について。ウ 周知方法について。エ 医療機関との連携状況について。事項5 高齢者政策について。要旨(1)名護市の60歳以上の人口と割合について。要旨(2)高齢者医療費の過去4年間の伸びと今後の見通しについて。要旨(3)医療費軽減のための予防、健康増進等の具体的政策について。要旨(4)高齢者のための生涯スポーツの振興について、名護市の考え方をお伺いします。事項6 市民からの要望について。要旨(1)名護市民より日々様々な要望を受けております。その中から以下のとおりお伺いします。ア 公園の管理委託料について。イ 消えかけた道路白線のライン引きについて。ウ 市道沿いの草刈りについて。エ スケートボードパークの整備についてお伺いします。以上、一次質問といたします。議長、事項別となっておりますが、答弁は一括方式でよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 おはようございます。私のほうからはまず質問事項1、要旨(1)についてお答えいたします。昨日の長山正邦議員への答弁と一部重複いたしますけれども、ご了承をお願いいたします。北部基幹病院の進捗状況についてでございますが、本年7月28日に沖縄県知事、北部12市町村長、県病院事業局長、北部地区医師会長が県立北部病院と北部地区医師会病院の統合による北部基幹病院の基本的枠組みに関する方針について合意しております。また北部基幹病院の正式名称を公立北部医療センターというふうに合意書のほうでは定めてございます。合意書は合意されておりますが、今後の基本的枠組みの詳細、その他北部医療センターの整備に関して必要な事項、こちらを公立北部医療センター整備協議会と、その下部組織である幹事会並びに専門的な事項等を検討いたします部会において協議することとされておりまして、協議会・幹事会の第1回会議が9月3日に開催されたところでございます。当日の協議会及び幹事会におきましては、合意書に示す項目の協議の進め方ですとか、今年度策定をいたします基本構想案の骨子及びその策定スケジュールなどについて協議をなされております。今年度の取組といたしましては、今、申し上げました基本構想を策定することとなっておりまして、協議会・幹事会を二、三回程度及び部会の開催ですとか、パブリックコメントを経まして、基本構想を策定する流れとなってございます。次年度以降でございますけれども、関係者間で各種事項の協議を行っていきますが、基本構想を踏まえた基本計画の策定、設置主体となる一部事務組合の設置、運営団体となる財団の設立、そして建物の建設工事など、こういったものを行っていきまして、2026年度、令和8年度の開院となるよう目指していくということとなってございます。続きまして質問事項6、要旨(1)エ スケートボードパークの整備についてお答えいたします。現在、名護市にスケートボード専用の施設はございませんが、21世紀の森公園内の多目的プレーゾーンを利用してスケートボードが行われているものと承知をしてございます。当該多目的プレーゾーンを今年度策定します名護湾沿岸基本計画の対象エリアである21世紀の森公園周辺エリアに位置しております。その基本計画の策定業務においては、それぞれの区画の現状の利用の在り方ですとか、利用者の方の声なども当然、一つの考慮要素となってまいりますので、そうしたものを踏まえつつ、整備の在り方については検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 それでは質問事項2、質問要旨(1)についてお答えします。まずアの学校現場の状況につきましては、8月13日から各小中学校とも2学期が始まり、緊急事態宣言中につきましては、部活動等の制限がございましたが、現在は適切な感染症対策を実施しながら通常の教育活動を実施しているところでございます。児童生徒の様子につきましては、感染不安等の理由により、欠席している児童生徒が複数名いるとの報告を受けておりますが、そこは各家庭とコミュニケーションを図りながらしっかりと対応していると伺っております。また問題行動につきましては、例年と比較して特に変化は見られません。授業時数の確保につきましては、6月定例会でも複数の議員の皆様へご回答したとおり、夏休みの短縮、それから教育課程の見直し及び学校行事の精選により、各学校とも確保をしていただいているところでございます。衛生管理につきましては、文部科学省が策定しております「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」を基に、3密の回避や手洗いの指導、児童生徒の健康観察及び必要に応じた消毒などを実施していただいているところであります。衛生管理に必要な物資の購入につきましては、国庫補助を活用し、予算措置を行っているところでございます。また学校現場の負担軽減を図るための人員の配置について、今議会の補正予算にも計上しているところでございます。なお、例年開催されております中体連及び中文連主催の文化、スポーツ大会につきましては、これまでのところ全て中止となっておりますが、一部競技によっては代替試合の開催に向けて各関係者が協議していることを把握しているところでございます。教育委員会といたしましては、引き続き各学校との連携を密に図りながら、地域の感染状況を踏まえ、学習内容や活動内容を工夫しながら、可能な限り授業や部活動、各種行事等の教育活動を継続し、子どもたちの健やかな学びを保障してまいります。次にイの運動会や修学旅行の方向性につきましては、感染対策を行いながら、可能な限り教育活動を継続するよう、国や県の方針がございますので、教育委員会といたしましても、その方針の下、各学校の個別の判断を尊重しているところでございます。各学校ともそれぞれの状況等を踏まえ、規模の縮小や開催方法などを工夫しながら実施、または実施予定となっております。ただ、中学校の修学旅行につきましては、保護者からの十分な同意が得られずに中止、または県内での実施を検討している学校がいくつかあるところでございます。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは質問事項3、要旨(1)についてお答えいたします。本市の基幹産業の一つである畜産業は、農業産出額の4割以上を占めており、その中核となる養豚は約2万1,000頭でございます。1日当たりのふん尿排出量は約55トンと推計されております。これらの家畜排せつ物の資源利用は、源河区にある堆肥センターが担っていますが、原料受入量は1日50トンで、現在ほぼフル稼働の状態となっております。併せて養豚のふん尿は含水率が高いため乾燥、発酵に時間がかかり、扱いにくい状況となっております。そのため堆肥センターで受入れできないふん尿は、養豚農家が自ら浄化処理を行って放流しているため、臭気や汚水処理対策の強化が喫緊の課題となっております。これらの課題解決に向けて、本市において平成30年度から令和元年度にかけて畜産バイオマス利用事業化計画検討懇話会を立ち上げ、家畜排せつ物を活用したメタン発酵処理に関する調査事業を実施しており、養豚排せつ物の発生量などの把握、利用可能な資源量を前提としたメタン発酵処理施設によるエネルギー事業計画の調査などを行ってきました。検討を行ってきた事業の概要としては、養豚のふん尿を主原料としたメタン発酵処理を行い、既設の堆肥センターで原料として需要の高い豚ぷんは、メタン発酵処理前に固形分と液体分に分離させ、固形分は堆肥センターへ引き渡し、液体分はメタン発酵に利用できます。メタン発酵により生じたバイオガスを発電事業者に販売することで得た収入により事業運営することを検討します。ガス発生量の増加を目的に、ホテルなどの事業系生ごみを含むものを、食品残渣(ざんさ)を豚ぷんとともに原料として投入することも可能であります。またメタン発酵後の消化液は液肥としてサトウキビやウコンなどの畑地還元を行い、地域資源の循環システムを構築するという内容となっております。事業化に向けた課題として、事業採算性の評価において、原料となる豚ぷん受入れと液肥散布を無料とすることを基準とした場合、バイオガス販売と食品残渣の処理費用の収入だけでは事業収支が赤字となるため、豚ぷん受入れと液肥散布の有料化を図るなど、事業の採算性について引き続き検討する必要がございます。畜産農家からは原料受入を無料にしてほしいという要望があり、また液肥散布を有料化した際に、さばけなかった場合は浄化処理施設を整備する。もしくは液肥保管用の槽を大容量にする必要がございます。今後の取組としては、液肥の有料化に向けて液肥の効果を確認する必要があるので、試験的に液肥を生成し、成分分析を行い、試験圃場(ほじょう)に散布して、無散布の圃場と生育状況を比較するなどの効果分析を実施したいと考えております。その取組に向けた補助メニューを検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは私のほうでは事項4、要旨(1)、それと事項5、要旨(2)と要旨(3)につきましてお答えいたします。まず事項4、要旨(1)のアについて答弁いたします。乳がん検診無料クーポンの該当者人数につきましては、当該年度において41歳になる方を対象としております。一昨年度、平成30年度が419人、昨年度、令和元年度が447人、今年度、令和2年度が418人となっております。続いて子宮頸がん検診無料クーポンの該当者人数につきましては、当該年度において21歳になる方を対象としており、一昨年度が423人、昨年度が386人、今年度が371人となっております。要旨(1)イについて答弁いたします。乳がん検診無料クーポンの利用料につきましては、一昨年度が17.4%、昨年度が16.9%、今年度が8月末現在ですが、3.3%となっております。続いて子宮頸がん検診無料クーポンの利用率につきましては、一昨年度が4.9%、昨年度が3.6%、今年度が8月末現在で1%となっております。要旨(1)ウについて答弁いたします。周知方法につきましては、ホームページへの掲載と毎年4月に健康増進課にて発行しております広報紙、健康づくりカレンダーにて掲載しております。また5月末に対象者へクーポン券の発送を実施しております。要旨(1)エについて答弁いたします。医療機関との連携状況についてですが、県内他市町村と一緒に集合契約を各医療機関と結んでおり、県内69の医療機関にてクーポン券の利用が可能となっております。続きまして事項5、要旨(2)についてお答えいたします。高齢者医療費につきましては、75歳以上の方及び一定の障がいがある65歳から74歳以下の方で、後期高齢者医療広域連合から認定された方が加入している後期高齢者医療制度における医療費について説明させていただきます。まず平成28年度の医療費総額は62億135万4,000円で、被保険者数は年間平均で5,821人となっております。平成29年度の医療費総額は63億1,793万3,000円で、被保険者数は平均で5,937人、平成30年度の医療費総額は67億5,474万5,000円で、被保険者数は平均で6,082人、令和元年度の医療費総額は67億2,057万5,000円で、被保険者数は平均で6,155人となっております。医療費総額、被保険者数は年々増加傾向となっており、平成28年度から令和元年度までの4年間での医療費総額の伸び率は8.4%の増、被保険者数は5.7%の増となっております。今後の見通しにつきましては、2年後の令和4年度以降から、いわゆる団塊世代が75歳になり始めることもあり、被保険者数の増加に伴い、これまで以上に医療費は増加するものと考えております。続きまして事項5、要旨(3)についてお答えいたします。名護市に多いとされておりますメタボリックシンドロームによる生活習慣病、これは糖尿病、心臓病などです。それの早期発見や重症化予防による医療費増大の対策として特定検診、これは国民健康保険加入者40歳から74歳までの方に実施しており、検査結果により、その予防対策について特定保健指導を実施しているところでございます。高齢者の疾病予防対策として、予防接種法に基づき、高齢者インフルエンザワクチンや高齢者肺炎球菌ワクチンの定期予防接種を実施しております。高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種は、高齢者の死因で高い割合を占めております肺炎を防ぐ目的で、平成26年度から実施しておりますが、従来、接種率が30%台となっていたため、令和元年度から特定防衛施設周辺整備調整交付金を充当し、自己負担額を全額助成することで、接種率の向上を目指すこととなりました。令和元年度は未接種者への勧奨はがきで接種期限や接種料金が無料であることを周知することで、接種率は40.1%と向上しております。対前年度比では8%の伸びであります。また人生100年時代に向けた医療、介護のあるべき姿が国においても議論されてきた中で、昨年の法整備により、一人一人の心身の特性に応じた連続性のあるきめ細やかな保健事業と介護予防の一体的実施が求められております。市といたしましても、高齢者の方々が地域で生き生きと生活できるよう、後期高齢者医療広域連合や庁内の保健事業部門と介護予防部門とで連携し、効率的で切れ目のない支援体制の構築を図ってまいります。関係部署が一体となって生活習慣病の合併症・重症化予防、介護の重度化予防を行うことで、市民の健康寿命の延伸を目指し、ひいては医療費等の抑制につなげ、安定的な社会保障制度の運営に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 私のほうからは事項5、要旨(1)、要旨(4)についてお答えいたします。令和2年4月1日現在の60歳以上の人口は1万7,323人となっており、人口6万2,936人に対する割合は、27.5%となっています。次に要旨(4)についてお答えいたします。生涯スポーツとは健康の保持増進やレクリエーションを目的として、いつでも、誰でも、どこでも気軽にスポーツに参加できるスポーツのことと定義されています。高齢者にとって、自分のライフスタイルや興味に応じて、スポーツに取り組むことは健康の保持増進や介護予防に加え、毎日の充実や生きがいに結びつくもので、大変重要なものと考えております。名護市では各地区の老人クラブにおいて、ゲートボールやグラウンドゴルフなどが活発に行われており、名護市老人クラブ連合会への補助を行い、高齢者の地域活動及び生涯スポーツの普及に取り組んでおります。また今年度は新型コロナウイルス感染症予防対策で実施できませんでしたが、老若男女を問わず親しまれているスポーツを通して、市民の親睦を図ることを目的として、沖縄愛楽園において名護市長杯ゲートボール大会を開催しているところでございます。さらに生涯スポーツを楽しんでいただくための体力維持、筋力づくりのために各種運動教室の実施や、地域でのいきいき百歳体操の立ち上げ、支援などを行っており、今後も高齢者自らスポーツを楽しめる仲間づくり、環境づくりの支援を推進していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項6、要旨(1)ア、イ、ウについてお答えいたします。まず質問のアにつきましては、先日の石嶺康政議員への答弁と重複いたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。現在、名護市が設置している公園につきましては84公園ございます。その内訳は都市公園が64か所、農村公園において20か所でございます。そのうち都市公園58か所を30の団体に、農村公園2か所を2つの団体に、合計60か所の公園の管理業務を委託しているところであります。委託金額につきましては、都市公園で総額775万円、農村公園で総額24万円となっております。また公園管理委託料につきましては、公園を整備する際に、便益施設、遊具等の設置について、各区と話合いを行い、区に公園の管理委託をするということで、委託料の設定についても区と調整を行い、公園の整備を進めてきております。よって、委託料の目的は管理委託の対価として、茶菓子程度の委託金額として各区と確認しているところであります。なお、トイレットペーパー等の消耗品は市から提供を行っており、光熱費につきましても名護市で負担をしております。したがいまして、現時点での公園管理委託料の増額は難しいものと考えております。続きまして、要旨(1)イの道路の白線につきましては、中央線の破線や実線、路側の外側線等があり、各道路管理者で維持管理や補修を行っているところであります。また停止線や横断歩道、横断歩道ありのひし形の標示については、指示標示となり、公安委員会で補修を行っているところであります。市道の白線につきましては、巡視による調査や市民からの情報提供により、白線が不明瞭な路線を選定し、年次計画を立てて交通安全施設整備事業にて、年間約10キロメートル程度の維持補修を行っている状況であります。横断歩道についても公安委員会への情報提供や調整を行いながら補修のお願いをしている状況であります。今後も調査や情報提供をいただきながら、経年劣化や車両による摩耗により、不明瞭になっている箇所につきましては、補修を行っていきたいと考えております。次に要旨(1)ウの市道沿いの草刈りにつきましては、計画的に実施する草刈り業務、窓口相談や陳情要請、または建設部による定期パトロールにより繁茂した街路樹や雑草等の草刈りや剪定(せんてい)を行っております。また地域ボランティア活動として、道路の草刈り作業を実施していただいている路線もございます。なお、今年度におきましては、新型コロナウイルスの影響により、業務作業の進捗の遅れ、また例年実施していただいている地域ボランティアの道路草刈り作業の中止により、除草作業量が増加し、市道沿いの草が繁茂している路線がございます。市民の皆様には大変お見苦しく、また通行に支障を来していると承知しておりますが、通常の業務状態に戻せるよう日々、業務に取り組んでおりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 それでは事項1から二次質問を順次させていただきます。先日か、大分前に予定地の報道が新聞等でありましたが、先日開催されました9月3日の協議会及び幹事会等では、その報告がありましたでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 建設予定地について、9月3日に開催されました協議会等におきまして、県からは建設予定地は現在検討中ということで、具体的な提示というものは今のところございません。また基本構想の骨子の案におきまして、建設予定地は適切な交通アクセスが確保できること、将来の増改築にも対応できる面積、自然災害に強い土地であることなどを踏まえ検討するという考え方は説明を受けているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 特になかったということですが、今後予定地がもし議案として協議会や幹事会、もしくは専門部会で決定する際は、いずれかの審議事項になると考えてよろしいですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 県からは建設場所については、幹事会の協議事項ということでされているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 これは報道がされて、市民から様々な反響がございましたので、正式ではないということがよく分かりましたし、今後は幹事会での審議事項という形になりますので、しっかり幹事会は副市長が担当という形になりますので、議論を活発にしていただきたいと思っております。それでは事項2です。答弁もいただきました。調整の段階でありましたが、これは答弁でもありましたように、学校現場では非常に子どもたちの感染を防止する策で、手洗いの徹底とか、検温をしたりとか、消毒したりとかというのは、先生方がじかにやっていると。皆さんご承知のとおりだと思います。先日、ある番組で専門家の先生が言っていました。小・中・高の先生方の負担は大きいと。例えば運営のシステムは全然違いますけれども、僕ではないですよ、この専門家の先生が。大学を見ると、そういったことをやるのは全部事務方スタッフで行って、教授、あるいは講師の先生方には子どもたちに勉学を教えることだけに集中できているという形で、非常に小・中・高の先生方には現場での負担が大きいという観点から、今、状況はどうなっているのかということと、今日ではないのですが、それを議題に、議論をたたき台に、先生方の人員配置等も今後進めていくと。国のほうでは3,000人という配置の予算があるといいますが、全国にはそれでは全然足りないぐらいの学校がありまして、焼け石に水というような状況だということもこの先生がおっしゃっていました。今後、予算措置等のこともありますが、現場の負担軽減、先生方の負担軽減で、本来あるべき子どもたちの勉学の場、それから学びを提供する先生方として、あるべき仕事ができるように、負担軽減できるように、予算措置等も含めて当局の皆さんとも連携して、提案など今後していきたいと思っております。それから中体連の件に関しましては、協議中と答弁していただきましたが、名護市より感染者の多い那覇市のほうは実施するということに決めているそうです。完全実施ではありませんが。先ほど答弁でもありましたが、一部協議によっては、代替試合等を、交流試合みたいな感覚でやるという感じで、先ほどの答弁でも、それに向けて協議中ということでありますが、中体連となりますと、国頭地区になりますので、名護市だけでは決定できないという部分があります。また一方、子どもたちのために現場の先生からはやるべきだというのがありますし、また一方、同じ現場の先生、保護者の方からは一旦中止になったのだから、もう3年生は受験モードに入っているのでというご意見もあります。様々なご意見がありますので、申し上げたいのは、現場の先生方の意見を十分に尊重して、吸い上げて、よい方向性で議論していただきたいと思っておりますが、いかがですか。
    大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 議員おっしゃるとおり、現場でも様々なご意見があるということは理解しておりますが、そういった意見を尊重しながら、代替のものであったり、実施であったり、そういったところについて協力していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございました。よろしくお願いします。続きまして事項3です。2点ほどお伺いしたいと思います。答弁で、事業化に向けた課題として、事業収支が赤字となると答弁されておりましたが、検討すべき事項はどのようなものがありますでしょうか。それとまた実際事業を実施するとなった場合の事業期間及び事業費はどれぐらいを見積もっておりますか。それからもう一つは、県内で同様な畜産排せつ物を活用したメタン発酵処理施設等が運営されているのか、あるのかについて答弁を求めます。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 やはり事業を行うに当たって、収支についていろいろ考えてみたときに、赤字の面にちょっと課題があるのかと思っております。その中で事業期間としては、設計及び工事をそれぞれ1年間と想定して、試験運転6か月、合計2年6か月を想定しているところでございます。事業費については概算で18億円程度を見込んでいるところでございます。それと県内での例ということでありますが、これは八重瀬町で乳用牛を対象とした排せつ物を主な原料としたメタン発酵施設がございます。八重瀬町の取組は、平成26年から平成28年にかけて、これは環境省のモデル事業を活用しまして、乳用牛のし尿処理に困っていた7戸の農家で構成された組合を中心に、家畜排せつ物の過剰散布による地下水の水質汚濁対策と未利用のバイオマス資源の活用を図ることを目的に整備されております。整備後は畜舎からの悪臭や汚水の流出がなくなり、メタン発酵の消化液を牧草やサトウキビの液肥として活用し、生育状況も良好ということで、サトウキビ生産農家からも好評だと伺っております。ただ八重瀬町の場合には牛のふん尿を活用、それと今、名護市で考えているのは豚でございますので、一概にそのとおり、同じような形ではなかろうかと思いますが、それに向けて今、いろいろと検討しているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 事業化に向けた課題としてということで答弁をいただいて、それに向けて質問させていただいたのですが、実はこれは今年の3月に報告書が作成されております。その中で13ページに今後のスケジュールの中で、下から3行目ぐらいに、2024年度には工事に着手することを目指すというふうに報告書にありますので、これだけを読むと進めていくのかと感じられる部分がありましたので、どのような課題があって、それを解決するにはどういったことが必要なのかということをちゃんと答弁いただきました。いろいろなご意見がございます。しっかり整備していただきたいという市民もおりますし、いろんな声を吸い上げながらしっかりとした施設が実施できるように、十分に議論を深めていただきたいと思っております。それから事項4です。無料クーポン券ということがありますが、ちなみにそれぞれ自費になった場合には、自己負担額はおいくらになるのかということと、5月末に対象者へクーポン券を発送とございましたが、もっと早くできないのかということ。これはある該当者から5月頃に着くのですが、多分年度が始まって4月ぐらいに受診していて、そうしたら自動償還みたいな感じで、一旦支払いをしたのだけれども、できないのかという懸念がありました。いろいろ話をしていただきますと、もっと前もって広報、周知徹底はできないのかということになりますと、皆さんご承知のように、3月定例会で予算が成立しないことには、それが実施できないということも理解できます。ならば医療関係で、例えば予算が3月に通った段階で、4月からクーポン券が発送されるまでの間は、徹底して、名護市の受診者が来た際には、クーポン券が来ますからというような、そういう意味で、連携を強化していただきたいと思っておりますが、市外がたくさん、びっくりしました。市内だけではなく、69の県内の医療機関とも連携しているということがありますので、その辺、今後強化すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 まず自費で受診した場合の受診料の金額なのですが、各医療機関によって金額が異なる場合があるのですが、基本的には子宮頸がんが7,300円、乳がん検診が5,300円になっております。当該事業につきましては、厚労省の実施要項で、対象者、基準日が毎年4月20日となっております。20日以降にそれを受けて台帳作成、あるいは対象者選定と通知までの時間を考慮した場合、やはり実績で、検診の開始が6月1日以降になるとなっています。その際、それ以前に受けた場合、対象者にはどういった対応ができるかというのは、県等に確認とかをしていきたいと思っております。それと医療機関との連携につきましては、引き続きがん検診の対象者であるかどうかの照会や、確実に行えるよう、再度医師会等へも確認調整をしていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 それでは事項5はもう一つだけです。平成30年度の介護予防事業の主な実績について答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 平成30年度の実績ということでありますけれども、ミニデイサービスがありまして、これは54区で行われまして、延べ人数参加者が2万8,641人、こちらにつきましては社会福祉協議会のほうに委託している事業でございます。それからいきいき百歳体操、こちらは住民主体の事業でございまして、特に年齢の制限はありませんが、おおむね60歳以上の方が対象でございます。公民館などの23か所で実施をしておりまして、活動支援回数が76回、そしてまたそのいきいき百歳体操の立ち上げ支援ということで、9か所、195人が参加しております。そのほかいきいき長寿教室ということで、3クール、延べ人数参加者が938人、それから次に筋力トレーニング事業ということで、60歳以上の高齢者を対象として、ストレッチやウオーキングなどによる筋力の増強、それから要介護状態に陥らないことを目的とする事業で、こちらのほうを延べ人数参加者が5,497人、実施回数で614回ということで、こちらのほうも社会福祉協議会に委託をして事業を行っております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございました。今後も名護市に住む高齢者の方々が住みよい名護市となるように、福祉政策をどんどん強力に展開していただきたいと思っております。事項6です。草刈りについてですが、区、いわゆる区長や市民から市道等の草刈りの相談等、依頼の件数はちなみにどれぐらいございますか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 市道の相談案件やパトロールにて発見した補修箇所件数につきましては、5年前である平成27年度におきましては、年間750件ほどでありました。しかし年々、増加傾向にあり、直近の令和元年度末におきましては、年間1,300件ほどの相談があり、約2倍ほど寄せられているという状況にあります。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 要望というか、やはり地域の区民の代表である区長たちからの要望が多く、年々増えて倍になっているという現況もありますので、今後、道路維持の職員を増やして、例えば市道草刈り班とか、そういったのを設置して、スピーディーに即、区長たちや市民からの要望に応えていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 議員ご提案の道路維持管理職員の増員につきましては、市民の要望も年々多数出てきております。また現在の人員では市民の要望に応える、もう今、限界に近づいているのかという状況もありますので、関係部署とも調整を図りながら、前向きに検討してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございました。コロナ禍での議会開催対応ということで、議会冒頭、議会運営委員長として、皆様にお願いした手前、10分前行動で終わりたいと思います。以上で比嘉忍の一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時58分) (議会運営委員会開催の連絡あり)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。先に玉城勝農林水産部長より発言があります。 ◎玉城勝農林水産部長 私の答弁の訂正についてお願いしたいと思います。昨日の東恩納琢磨議員の一般質問の事項2、要旨(3)の二次質問で、総会はいつ開かれたのか、その議事録を提供できないかとの質問に対しまして、「総会については手元に資料がございませんので、大至急取り寄せます」と答弁しておりました。ところが先方のほうに確認したところ、現在役員変更の登記に向けて調整中であるとのことでございました。答弁については、「資料が整った後に、先方へ提供が可能かどうか確認し、対応をしたいと考えております」に訂正をお願いいたします。改めておわび申し上げます。 ○大城秀樹議長 宮城安秀議員、一般質問を許します。 ◆宮城安秀議員 皆さん、こんにちは。まず見てのとおり、個人的に私の不摂生から、こういった形で皆さん方にご迷惑をかけているということを大変おわびを申し上げて、一般質問に入らせていただきます。よろしくお願いします。それでは18番、礎之会、宮城安秀、これより一般質問をさせていただきます。事項1 豊原区4号線・5号線の整備要請について。要旨(1)今年5月27日付で豊原区長及び行政委員長から市道豊原4号線・5号線の整備について要請書が提出され、6月15日付で当局より回答をいただいておりますが、以下について伺います。ア 名護市道路整備プログラムの評価基準について。イ 名護市道路整備対象外路線の取扱い及び現在の対象外路線数について。ウ 同プログラム対象路線に該当する条件・基準はあるのか。エ 優先される例外の取扱いについて。事項2 辺野古区道路整備の進捗状況について。要旨(1)市道、辺野古区道路整備事業の進捗と優先順位について。要旨(2)各路線に要すると予想される期間について。要旨(3)道路陥没事故の原因と今後の対策について。事項3 久志区農道整備について。要旨(1)久志区農道整備事業の進捗状況について伺います。要旨(2)は削除をお願いします。続いて事項4 名護市防衛予算全般について。要旨(1)名護市市制50周年を迎える今日までの防衛予算と関連事業(ハード・ソフト)の使途について伺います。続きまして事項5 社会福祉法人関連について。要旨(1)国や県予算に関する社会福祉法人と名護市の関わりについて伺います。要旨(2)名護市と関連する福祉事業及び予算補助について伺います。答弁のほうをよろしくお願いします。議長、答弁は一括でお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 まず質問事項1、要旨(1)ア、イ、ウ、エについてお答えいたします。名護市道路整備プログラムは、市内の全行政区に対し、最大3路線までの要望アンケートを実施し、名護市の道路整備を限られた財源の中で、効率的かつ効果的に行うため、各道路の機能を明確化し、優先的に整備すべき路線を抽出することで道路事業の透明性及び公平性、必要性を明確にすることを目的に、平成25年度に策定し、計画期間を10年間として、平成27年度から運用を開始しております。アの道路整備プログラムの評価基準につきましては、各区からの要望のありました各路線の交通・都市機能や防災・安全機能などの道路機能による評価及び事業進捗の確実性や上位関連計画の位置付けなど、まちづくり方針等による評価の2つの視点で評価、点数付けを行い、整備対象路線を決定しております。次にイの整備対象外路線の取扱い及び現在の対象外路線数についてでございますが、現在の道路整備プログラムでは、過去の事業費などを考慮し、新規整備対象路線を16路線と設定し、先ほど申し上げました路線の評価点数及び地域バランスを加味した上で、整備対象路線を決定していることから、整備対象外となりました路線の取扱いにつきましては、現在運用している道路整備プログラムの計画期間内での整備予定はございません。策定時に各行政区から提出されました整備要望路線数は106路線ございましたが、その中で事業中の路線及び補修等の維持管理要望の路線は、計画評価対象外としていることから、道路整備プログラムの計画評価対象路線数は72路線となり、その中から整備対象路線が16路線、また整備対象外路線数は56路線となっております。次にウの対象路線に該当する条件及び基準につきましては、対象路線は市道であることが条件であり、整備内容は車道の拡幅や新設の舗装、歩道の設置などの道路改良事業を対象としております。なお、事業の実施につきましては、整備対象路線のうち、事業に対する地権者の同意が得られた路線から概略設計を実施し、新規事業として沖縄県及び国へ要望を行い、事業を実施しております。次にエの優先される例外の取扱いについてでございますが、先ほどからご説明しておりますとおり、市道の整備は、道路整備プログラムで決定した路線を優先し整備しております。しかしながら、市民の雇用拡大を目的に指定された金融・情報特区内のみらい館などの施設建設に伴う市道の新設など、例外的に道路整備を実施した事例はございますが、原則、道路整備プログラムで決定した路線を計画的に実施しているところでございます。続きまして質問事項2、要旨(1)についてお答えいたします。辺野古区道路整備は、辺野古地区市道整備事業として、平成16年度から辺野古区内の市道42路線を対象に、老朽化した道路施設の排水や舗装の更新及び幅員の狭い道路につきましては、拡張工事を実施しているところでございます。令和2年3月末時点での進捗率は、事業費ベースで69.9%、整備延長ベースで62.8%となっており、全体計画延長4,979メートルに対し、3,127メートルが完了しております。路線数におきましては、整備対象42路線に対し、26路線が完了し、残り16路線となっております。用地買収及び物件補償の進捗につきましては、用地買収が全149筆中73筆が完了し、49.0%、物件補償は全99件中55件が完了して、55.6%の進捗率となっております。整備路線の優先順位につきましては、平成26年に辺野古区と協議を行い、4つの優先路線を設定して取り組んでいるところであります。優先路線につきましては、排水処理の流末となっております旧辺野古公民館裏側の辺野古23号線、辺野古公民館から漁港向けの辺野古18号線及び19号線、辺野古川に隣接する道路から辺野古原線をつなぐ道路である辺野古44号線の4路線となっております。続きまして質問事項2、要旨(2)についてお答えいたします。現在優先する路線を中心に用地買収及び物件補償の交渉を進めておりますが、地権者の中には補償内容や価格に納得していただけない方や、相続の問題が解決できず進んでいない案件がございます。現在の再編交付金基金の事業計画は、令和5年度を完了目標としており、道路工事は令和4年度から5年度に予定していることから、今後の交渉で用地買収が難しいと判断した箇所につきましては、現道の幅員で整備を行い、事業を完了する方針となっております。なお、方針決定に当たりましては、辺野古区の了承を得て決定しており、令和元年7月には全地権者を対象とした説明会も開催しております。今後も地権者の皆様に事業の必要性や補償内容等を丁寧に説明し、計画した道路幅員で整備を実施するため、事業に協力していただけるよう用地交渉に取り組んでまいりたいと考えております。続きまして事項2、要旨(3)についてお答えいたします。市道辺野古4号線の陥没原因につきましては、現地調査を行いましたところ、管理者不明の管が埋設されており、当該埋設管の接続不良、または老朽化による破損が原因と考えられます。市としましては、埋設管の管理者について調査を継続しつつ、応急対策としてマンホールにグレーチングの設置、また周囲の側溝蓋を一部グレーチングに切り替えるなど、排水を分散し、陥没被害抑制に努めているところであります。今年度におきましては、陥没対策として、当該箇所の不明管に排水をしないよう施し、新たに側溝を設置し、排水することで改善を図りたいと考えております。今後も引き続き台風や大雨時の緊急パトロールを実施し、当該市道の変状並びに排水状況の確認を継続的に実施していく予定であります。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは質問事項3、要旨(1)についてお答えします。久志地区農道整備事業は、農林水産省補助事業の農地耕作条件改善事業(久志地区)として、受益面積17.5ヘクタール、受益戸数76戸を対象としまして、整備路線数13路線、全体延長2,921メートルの農道整備事業を行っております。事業工期としまして、平成30年度から令和2年度の工期で事業が進められており、主要な工種としましては、砂利舗装をアスファルト舗装へと打ち換える工事となっております。平成30年度に農道実施設計を行い、令和元年度に1,492メートルが完了し、今年度1,429メートルの整備を行い、事業を完了する予定となっております。今年度のスケジュールとしましては、令和2年6月26日に農道整備工事を契約し、現在、農道舗装工事に取り組んでおります。本地区におきましては、区画整理が完了し、勾配修正及びスプリンクラーなども整備され、本事業により農道舗装整備も完了することから、農家の農業意欲の高い地域として、今後の農業発展に期待が高まっている地域でありますので、事業完了後も健全な営農活動の支援のために農業用施設の適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項4、要旨(1)について、関連する補助金ごとに全体の事業費と主な事業について説明します。まず防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律に基づくものとしまして、障害防止工事の助成3条は、平成5年度から平成30年度までに約120億円の補助金を活用しており、主な事業としまして、数久田地区用水対策事業や久志農業用ダム建設費などがございます。民生安定の助成8条は、平成5年度から平成30年度までに約8億円の補助金を活用しており、主な事業としまして、辺野古漁港の航路しゅんせつや、大西、世冨慶、二見、久志コミュニティセンター建設などがあります。SACO補助金、民生安定施設の助成8条は、平成10年度から平成18年度までに約31億円の補助金を活用しており、主な事業としまして、名護漁港荷捌所等建設事業や湖辺底公園建設事業、久志地区舗装新設事業などがあります。特定防衛施設周辺整備調整交付金9条は、平成5年度から平成30年度までに約29億円の補助金を活用しており、主な事業として辺野古地区市道整備事業や、各学校の備品整備事業、羽地東中央線改良舗装事業などがあります。SACO補助金、特定防衛施設周辺整備調整交付金9条は、平成13年度から平成19年度までに48億円の補助金を活用しており、主な事業として、豊原地区会館建設事業や辺野古地区市道整備事業、羽地地区センター整備事業、数久田地区会館建設事業などがあります。また沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業は、平成9年度から平成20年度までに約87億円の補助金を活用しており、主な事業として、名桜大学などの人材育成センターやスポーク整備事業、名護市マルチメディア館建設事業などがあります。再編交付金事業は、平成20年度から平成30年度までに約47億円の補助金を活用しており、主な事業として基金事業や許田手水川護岸整備事業、屋部1号線道路新設改良事業などがあります。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 質問事項5、要旨(1)についてお答えいたします。社会福祉法人に関連して、国や沖縄県の予算に関係する事業としましては、社会福祉施設等施設整備費国庫補助金及び沖縄県社会福祉施設整備費補助金を活用しての施設整備が考えられます。これらの補助金を活用して施設整備する際には、社会福祉法人等から沖縄県へ提出された計画書を基に、必要性、緊急性や国、県等の施策との整合性、確実性、公平性などの観点から、優先順位をつけ、総合的に判断して協議対象事業として選定されます。選定された協議対象事業について国庫補助協議を行い、国庫補助対象事業として採択された事業について、国及び県の補助事業として整備されます。補助率といたしましては、基本的には国と県を合わせて4分の3、国庫4分の2、県4分の1ですが、沖縄振興計画に基づく事業として定められた対象施設の場合は、補助率のかさ上げがありまして、かさ上げ後の補助率としては6分の5、国庫が6分の4、県が6分の1、または10分の9、国庫が10分の8、県10分の1となっております。市の関わりといたしましては、県が協議対象事業として選定する際の資料として、当該社会福祉法人が地域で果たす役割や活動状況、施設整備の必要性などを陳述した意見書を、名護市として提出しております。そのほかには社会福祉法人から相談があった際に、活用できそうな国や県が実施している補助事業などを案内するといったこととなります。続いて要旨(2)の名護市としての予算補助についてでございますが、施設整備費に対しての補助につきましては、名護市社会福祉施設整備事業の補助金に関する事務取扱要綱を定めており、その要綱の中で対象事業者といたしまして、自然災害及び名護市地域防災計画の急傾斜地崩壊危険箇所からの移転に伴い、施設整備を実施する施設を経営する社会福祉法人としております。補助額につきましては、先ほどの国庫補助金等の事業対象外経費の10%を補助することとし、上限額を1,000万円としております。 ○大城秀樹議長 宮城安秀議員。 ◆宮城安秀議員 ありがとうございました。それでは事項1のほうからいろいろ伺いたいと思っております。豊原4号線、5号線においては、以前から豊原区のほうではもっと整備していただきたい。側溝も含めて整備していただきたいということですが、区としては、道路整備をすれば民家が建つ。市としては、民家がないから道路は造れない。道路整備プログラムを見ていると、そういった感があるのかと思ったりするのですが。5月27日に豊原区から要請があって、いろいろ記載されていて、記のほうで、市道豊原4号線、5号線幅員拡張、そして両側側溝の整備、さらには4号線から墓地までの道路整備をお願いしているというところですが、それに対して、市の回答といたしましては、豊原5号線及び4号線の未舗装区間等においては整備対象外の路線となっておりますということで、まず豊原区の要請、そして4号線においては、名護市道路整備プログラム策定業務においては、全て適合しているにもかかわらず、その回答からすると整備対象外になっているということで、なぜそこで対象外になっているのか、そこを伺います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在運用しています道路整備プログラムの策定時の豊原区からの要望は、豊原4号線の総延長1,378メートルのうち、一部区間約150メートルの側溝整備と舗装要望がありました。その区間につきましては、議員がおっしゃるとおり、整備対象路線として決定しているところであります。 ○大城秀樹議長 宮城安秀議員。 ◆宮城安秀議員 決定しているということは、その整備はやるということですか。(うなずきあり)はい、分かりました。そういうことで、豊原区のほうも道路拡幅を望んでいますので、よろしくお願いしたいと思っております。それから優先される例外の扱いということで、そういった事例はあるということですが、ちょっと気になったのはいわゆる災害、どうしても仮の整備ではなくて、どうせやるのだったらどっちみち災害が起こるだろうという箇所があって、そこはどういった形での取扱いになるのか、いわゆる災害においての陥没した所等を含めて答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 災害が起きる可能性がある場所につきましては、災害防除事業というのがありますので、今後は現場を確認していきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 宮城安秀議員。 ◆宮城安秀議員 はい、分かりました。ありがとうございます。それでは事項2のほうの辺野古区においては4度目ぐらいですか、道路が陥没して、その深さも2メートル、幅員なども4メートルぐらいの陥没をする箇所が、それがまた同じ路線で、陥没した箇所が立て続けになっているわけです。私は以前にもその原因を調べていただきたいと。そういった調べる方法はないのかという一般質問もさせていただいたのですが、この場所というのは、1953年、1954年あたりからキャンプ・シュワーブの整備において、これは米軍がその管を埋めたのか、あるいは区で管の設備をしたのか、それからずっと埋設されている場所だと思うのです。年配の方に聞いたら、そういったことがあったということで、老朽化しているのではないかと。片や、その場所というのは湧水もあるわけです。それがずっと出ていて、地下のほうで浸食しているのではないかということもあって、先ほどの部長の答弁だと、そこに新たな側溝、排水することで改善を図りたいということではあるのですが、その距離はどのぐらいの側溝を設置するのか、その辺をお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在、この不明管は破損していると思われますので、その管を封鎖しまして、約400から450ぐらいのサイズの側溝を入れて、新たに切り回ししようと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城安秀議員。 ◆宮城安秀議員 分かりました。距離も少しあって、難航する工事かもしれませんが、ひとつよろしくお願いします。ここは住宅街の真ん中にあるので、陥没すると隣の家屋に影響しますので、建物の崩壊の可能性があるので、市としても早めに取組をしないと、管理上の市の責任を問われる可能性があるので、時間もかかるとは思うのですが、ひとつよろしくお願いします。それから事項3の久志区の農道整備事業、今年度で終わるということで、よろしくお願いします。この地域というのは、ずっと私は一般質問をしてきて、舗装がされていないために作物が生かされていないと、いわゆる枯れてしまうというのがあって、今はしっかり舗装もされていて、地域の方々も大変喜んでおりますので、ありがとうございました。次、先に社会福祉法人関連について伺います。今回この件を含めて、一般質問をさせていただいたのは、いしなぐの場所を、私は何回かそこへ行って、木工関係ですね、私も木工が好きなもので、そこでいろいろ作業、あるいはいろいろ指導をしてもらって、職員の方々が、技術者が大変いい技術者で、そしてまた入所されている方々もその職員に本当によく従って、よくやっているなという思いがして、ただ、私がそこで気になったのは狭い。その地域、いしなぐですか、その範囲そのものが狭くて、そして作業をする場所も狭いし、花植え、あるいは農家関係をやるときには道路を越えてやらないといけないという状況があって、何とか市有地で、あれだけの施設が本当に伸び伸びとできるような場所があれば、そこに移転してもいいのかと、お願いしたいという思いもあって、今回質問させていただいたのですが、先ほどお話しました木工をされている場所、どうしても必要な機械がそこにあって、その機械は設置しないといけない状況にあるのですが、何せ狭くて1人、2人、そこで作業ができるのは2人ぐらいですか、本来はもっともっと作業をされている方がいるのですが、ちょっと離れた所で作業をしたりとか、そういったことからして、もっともっと伸び伸びといろいろ作業をし、そして自立していただいて、社会復帰できるぐらいの指導をしながら、環境づくり、こういったのが市として応援できないのかと思っております。先ほど国、県、市の関わりということですが、国においては平成28年4月に「障害者差別解消法」が施行され、県においては平成26年4月に「沖縄県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」というのが施行されております。市としては、お互いの人格と性格を尊重し、生きがいのある暮らしを育み、思いやりで支える共生のまち、名護の実現に向けて取り組んでいきたいということでの市長のメッセージもございます。そういうことからして、何とか一度表敬してみて、その入所者の方々がどんな生活をしている、どんな作業をしている。そういったのを見ていただいて、そして施設の方々といろいろ話をしながら、本当に自立できるような、そして健常者と変わらない社会環境をつくってもらいたいという思いがして、今回こういう形で一般質問をさせてもらいました。最後に、防衛予算ということでございますが、実は市制50周年ということで、そういった形で関連していろいろ質問をするのですが、これは当時の新聞です。「名護市、きょう発足、北部の新都市目指す 羽地、屋部、屋我地、久志を合併。人口4万3,000に」ということで、当時の新聞です。どういったことが行われたかというと、実は県下で9番目の市の誕生ということで、その誕生までに3年がかりで町村合併の話合いがようやく実現したということで、市が発足する1日は、まず午前9時から旧5町村役場の表札の取替式があって、そしてその後には羽地、屋我地、久志の各支所長、代行、収入役職務代理者、出納員などの任命の辞令交付式が行われたと。午後2時からは市内各5か所でパレードをし、名護市誕生に対する市民の協力を求めたということ。それから午後5時からは名護の北部会館で立法院、行政府、沖縄・北方対策庁沖縄事務局代表ら来賓をはじめ、旧5か町村長、議会議長、そして議員の方々等が参加して、盛大な市誕生祝賀式典を開いたということで、このときのまた辺野古、久志村の合併においては、ちょっといろいろ難産というのですか、久志村においては合併するべき、しないべきというのは、辺野古を含めた久辺三区は歴史的に金武間切りなのです。そして二見以北は名護間切り、その歴史的な観点があって、いわゆる金武町、宜野座村と合併すべきだという話もいろいろあったのですが、しかし、当時は祖国復帰に向けて、県の動き、いろいろな動きがあって、復帰するとキャンプ・シュワーブ、いわゆる米軍基地も全部なくなってしまうと、移転してしまうというような村長の話があって、当時の村長は松永保市という方でしたけれども、そういった村長の思いで、どうしても今回の市の合併を一緒にやらないといけないという思いがあって、それはなぜかというと、いわゆる久志村そのものの財源、これがほとんど軍用地で賄っていたわけです。職員の給与等も含めて、軍用地料から賄って運営していたと。村民に負担をかけるわけにはいかないと。もし今回合併しなかったら、基地がなくなったらその収入がないということで、どうしても村長は合併したい。しかし、地元からすればまだまだ早いと。村長に、祖国復帰になったら基地がなくなると。これは国からの話なのかという当時の議長である方が問いただしたら、いや、これは中央での、そういった村長、あるいは首長たちのうわさだという話があって、どうしても今回合併しないといけないという思いがあって、そのときに合併したようでございますが、いずれにしても今回の市制50周年を迎えるに当たり、それまでにいろいろ歴史を見てみると、キャンプ・シュワーブの財政、そして東側のこれまでのいろんな財源等を含めて、別に恩着せがましいような言い方をするわけではないのですが、久志村の合併のおかげで名護市における財源等を含めて、結構な財源が使われている。これは平成5年からの資料ですが、事業として基地関連、あるいは防衛関連の予算が238件、平成5年度から今日まで。資料として、平成5年度から238件の件数の施策がされている。全体で299億円、約300億円の予算が使われているということで、その軍用地関連、キャンプ・シュワーブ関連の予算が今日までこれぐらいの予算が使われている。先ほど話があった8条交付金、3条、あるいは9条交付金、SACO交付金を含めて、こういったことからしてもやはり名護市の財源というのは、大きいのかという思いがいたしました。それはいいのですが、いずれにしても今回は市制50周年ということで、市民の方も、共にこういった名護市の祝賀ムードをもっともっと盛り上げていただきたいと思っております。先ほど財源の話をしたのですが、1町4村、4村の発展がなければ、先ほど言った予算も中央集権的に、いわゆる中央でほとんど消費されている感があるのかという思いもするのですが、やはり農村漁村、当時の4村の発展がないと人口も増えないだろうし、そしてまた名護市の発展もないのではないかという思いがします。そういうことからぜひこの50周年を機に、頑張ってもらいたいと思っております。以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 宮城安秀議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時11分)                              再 開(午後2時22分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。川野純治議員、一般質問を許します。休憩いたします。                              休 憩(午後2時22分) (字句の訂正あり)                              再 開(午後2時23分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。川野純治議員。 ◆川野純治議員 改めまして皆さん、こんにちは。議席番号5番、会派市民ネット・社会民主党の川野純治です。ただいま大城秀樹議長より許可をいただきましたので、名護市制50周年の記念すべき節目の第200回定例会での一般質問を行いたいと思います。通告に入る前に、この場をお借りしまして、令和2年7月豪雨災害に対しまして、激励とお見舞金をいただきましたことに心から感謝を申し上げたいと思います。ご承知のとおり、九州をはじめ、西日本、東日本と全国に及んだ令和2年7月豪雨災害、その始まりとなりました7月4日の記録的な豪雨で、熊本県南部では日本三大急流として知られる球磨川の氾濫をはじめ、各地で土砂崩れなどが起き、現在までに65人もの方の死亡が確認されるなど、大災害が引き起こされました。特に球磨川支流の氾濫で水没した特別養護老人ホーム千寿園では、多くの入所者の皆さんが犠牲になり、衝撃を与えました。この千寿園がある熊本県球磨郡球磨村が私の故郷であります。私が生まれ育ちました熊本県球磨村、渡の茶屋地区という所の私の生家も完全に流されてしまいました。議員の皆様には前もってあったと思いますが、これが私の生まれ育った生家でございます。(写真提示)お店をしていまして、村の酒屋もしまして、私は球磨焼酎を産湯に使い、育ってまいりました。それで泡盛も今も大好きでございます。この家が結果的にこんなふうに完全に流出しました。我が家はここの部分です。ちょっと小さくて見にくいですけれども。これが当時の千寿園、老人ホームでありますが、これは支流です。ここに川の支流がありまして、これが球磨川横の球磨川本流です。これが全部水没したということで、我が家はここにあります。これで見ますと、これはちょっと逆になりますが、ここが千寿園で、ここは昔、小学校と中学校があった所で、私はここの渡小学校に入学しましたが、うちはここの手前で、相良橋という橋がありますが、これも流されました。JR肥薩線の鉄橋も流されました。という状況でした。本当にびっくりいたしましたが、この球磨川の氾濫につきましては、私たちは過去にも経験していまして、その際も1階の部分の浸水被害がありましたが、2階に避難して無事だったということから、今回も少し楽観視しておりました。しかし、こんなに隣近所を含めて、地域全体が丸ごとお家がなくなるというのは全く想像がつきませんでした。幸いにも生家に居住しておりました叔母も事前に避難をいたしまして、命だけは助かりました。また、いとこや親戚も何とか無事でございました。コロナ禍の状況の中で、私もすぐにでも支援に駆けつけたかったのですが、熊本県内だけの限定ということで、ボランティア支援にも行けず、テレビで現状を見るということで、本当に悔しい思いもしたこともあります。そういう意味で、今回の災害においては、やはり予断、思い込み、さらには経験主義、自己判断というのは通用しないということを改めて証明したと思います。沖縄でも最近8号、9号、10号と立て続けに台風が襲来してまいりました。地球温暖化の影響で毎年どこかで大きな災害が繰り返されています。このことをしっかりと私は今回の件で、改めて自分のこととして教訓化し、防災、減災対策に一層目的、意識的に取り組んでいく決意をしております。改めまして、令和2年7月豪雨災害で犠牲になられた方に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々には一日も早い復興がなされることをお見舞い申し上げたいと思います。そしてさらに今回の件におきまして、25人全ての名護市議会議員の同僚の皆さんをはじめ、募金箱を設置していただきました中山公民館、さらには友人などから多額のお見舞い金を頂戴いたしました。議員の皆様には九州市議会議長会からの義捐金の要請にも応えていただきました。重ね重ねお礼を申し上げます。お見舞い金と励ましの気持ちをしっかりと受け止めまして、私個人に託されたお志につきましては、私の故郷である球磨村への義捐金としていきたいと思っております。ご報告とお礼に代えさせていただきます。本当にありがとうございました。それでは通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。質問事項1 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について。要旨(1)情報発信について。去る9月5日をもって、沖縄県独自の緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウイルス感染症問題はいまだに収束の見通しが立たない状況にあると言えます。私は、6月18日の第199回定例会での一般質問並びに8月6日の第295回臨時会質疑においても、市長及び名護市としての情報発信・危機管理の在り方について提起してまいりました。そこでお伺いしたいと思います。ア 新型コロナウイルス感染者の発表において、沖縄県と名護市でタイムラグ(時間的ずれ)がある理由を伺います。沖縄県は毎日お昼12時段階で取りまとめ、ホームページで公表しておりますが、名護市の場合について伺います。イ 市民の感染確認とその後の対応(濃厚接触者を含む)について、沖縄県(北部保健所)との連絡調整・連携はどのようになっているのか、内容を伺います。ウ 感染症をめぐる情報発信は、感染拡大を防止する注意喚起の意味から大事なことです。一方で、様々な憶測、デマ、誹謗(ひぼう)中傷も問題となっております。情報公開について、どこで線引するかは非常に難しい面もありますが、名護市内において、また北部地域においても継続的な感染拡大が見られる状況の中で、単に「数字」のみを公表することには限界を感じます。適切な情報提供こそが憶測やデマを制止する有効な手だてです。情報提供及び発信の在り方についてお伺いいたします。要旨(2)新型コロナウイルス感染症緊急経済対策(第2次)について。国の「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月20日閣議決定)」において、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するとともに、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し地方創生を図るため、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」が創設されました。ア 一人一律10万円を支給する「特別定額給付金」について、名護市は8月24日で申請締切となりました。給付結果をお伺いいたします。もし、100%でなかった場合、その理由(対応)もお伺いします。イ 「特別定額給付金」支給対象の基準日(令和2年4月27日)以降の新生児に対しての給付枠を拡大する「新生児給付金」の創設について、名護市としての見解をお伺いいたします。ウ さきに実施した交通弱者買物支援事業(有効期限7月19日)は、特に運転免許証を返上して不便さを感じていた高齢者に好評でした。この事業の第二弾の実施について名護市の見解をお伺いいたします。質問事項2 辺野古新基地「設計変更申請」に対する意見書について。要旨(1)、この質問に関しましては、皆さんご存じのとおり、設計変更申請に対する沖縄県の告示・縦覧が9月8日、おととい開始され、9月28日まで縦覧期間となっております。通告文では8月28日の時点で書いておりますので、文書全体を書き換えると混乱いたしますので、時系列を踏まえた形で通告文のとおり読み上げておきますので、ご了承願いたいと思います。私たちが辺野古新基地建設反対の民意を示し続けているにもかかわらず、政府・沖縄防衛局は工事を強行しています。大浦湾の軟弱地盤問題は当初から指摘されてきましたが、ついに政府・沖縄防衛局も認めざるを得なくなり、コロナ禍の4月21日に「設計変更承認申請書」を沖縄県へ提出しました。辺野古新基地は、軟弱地盤に加えて活断層の疑いや環境への悪影響は深刻で、地質の専門家からなる辺野古調査団は、震度1以上の地震で「大浦湾の護岸は施工中あるいは完成時に崩壊する可能性が高い」とまで指摘しております。また、沖縄県の試算で2兆5,500億円以上とされ、膨大な予算(血税)が浪費されます。断じて認めるわけにはいきません。辺野古新基地は造れません。この「設計変更承認申請書」に対して、沖縄県は「告示・縦覧」を行います。縦覧期間中、利害関係人は玉城デニー知事宛てに意見書を提出できます。「利害関係人とは、自らが利害関係人と思う人」で、沖縄県民に限らず誰でも意見書を提出できます。玉城デニー知事はこうした意見書なども参考にして最終的に承認・不承認の判断をします。玉城デニー知事が「不承認」とすれば地盤改良工事はできません。告示・縦覧は当初7月下旬頃から開始予定でしたが、コロナ禍での沖縄県緊急事態宣言が発出される状況の中、まだ開始されていません(8月28日現在)。告示・縦覧期間が開始されたら、その期間中(3週間)に多くの意見書を提出しましょう。先ほども述べたとおり、9月8日に告示され、28日までの縦覧期間がなされております。私はまだ見ておりませんが、名護市役所、そして支所にもありますので、ぜひ皆さんこの申請書をしっかり見て読み込んでいきましょう。そこでア 名護市は「利害関係人」としての認識があるかを伺います。イ 当然、名護市としても「意見書」を出しますよね。それについて伺います。ウ 4月21日に「設計変更」申請が出されてから約4か月、コロナ禍で業務多忙な中にもかかわらず、その内容についてはマスコミ報道でも確認されていると思いますが、どのように認識されていますか。質問事項3 「軍転協」について。要旨(1)沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)は、県知事及び軍用地等の市町村の長をもって構成される組織であり、米軍基地及び自衛隊基地から派生する諸問題の解決や跡地利用の促進について、県と市町村が相互に協力することを目的に1977年(昭和52年)4月8日に設立されております。そこでア 軍転協総会(8月21日、WEB)の資料(日米両政府への要請書)の提供を求めます。これにつきましては、皆さんのところに、膨大ですので項目だけの資料が届いていると思います。イ 軍転協総会当日、地元両紙に公表された渡具知市長の日程は「終日北部振興予算要請」となっておりました。県知事をはじめ他の関係市長が軒並み軍転協総会(WEB会議)の日程が入っているのとは対照的でした。WEB会議に出なかった理由を伺います。また、市長に代わり参加したのは金城副市長でしょうか。それとも欠席でしょうか。お答え願います。ウ 名護市としての意見、要望はどのような内容を表明しましたか、お伺いしたいと思います。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願い申し上げます。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項1、要旨(1)アについてお答えします。現在、沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部から、市の対策本部を総括する総務部総務課に対し、県内における発症者数、米軍基地関連の発症者数といった基本的な情報が毎日提供される形となっております。議員ご指摘のとおり、沖縄県の感染者等につきましては、毎日正午時点の情報が発表されておりますが、日によって市町村への連絡時間にばらつきがあるというのが現状でございます。一概には言えませんが、7月以降の感染者数の増加、また1日当たりの感染者数が数十人以上にもなる期間が続いたときには、市町村への連絡はほぼ夕方以降となっており、それから名護市の情報を抽出して発表するため、時間的にずれてしまうという結果となっているところでございます。次に事項2についてお答えします。まず、アについてでございます。地元市は利害関係を有するとの解釈から意見聴取の手続が法に規定されているものと認識をしております。次にイとウにつきましては一括で答弁させていただきます。9月8日から沖縄県による埋立地用途変更及び設計概要変更承認申請書の縦覧が行われています。本市におきましても名護市役所本庁舎及び4支所で縦覧することができます。市としましては、現在申請書の内容を精査しているところでございます。今後、法第3条第1項で規定される都道府県知事からの意見聴取の諮問を受けることになりますので、申請書の内容を精査し、意見書を作成し、議会の議決を経て意見書を提出することになると認識をしております。次に事項3についてお答えします。まず、アについてでございます。令和2年度沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会通常総会の日米両政府への要請書につきましては、お手元に資料を配付しておりますので、要請項目のご確認をお願いいたします。次にイについてお答えします。令和2年度軍転協通常総会の案内が8月4日付で届いておりましたが、その時点で総会開催日当日の市長日程には、北部振興予算要求要請の予定が入っており、副市長日程にはプロポーザル選定委員会参加の予定が入っておりました。また総務部長、私も同プロポーザル選定委員会に参加することになっていたことから、総務課長による代理出席で対応をしております。ウについてでございます。軍転協事務局が作成した令和2年度要請書案などの議案に対し、市として特段の意見や要望はしておりません。 ○大城秀樹議長 休憩いたします。                              休 憩(午後2時42分) (答弁漏れの指摘あり)                              再 開(午後2時42分) ○大城秀樹議長 再開いたします。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 大変申し訳ございません。ページを飛ばしてしまいました。事項1の要旨(1)イについてお答えします。市内患者が発生した場合、健康増進課が北部保健所へ電話、またはメールで照会をしており、保健所の公表可能な範囲で情報提供を受けているところです。保健所からの情報については、感染拡大のおそれの有無や市民に対する感染予防の情報提供の判断、目安としております。また保健所からの協力要請等に適切に対応ができるよう情報収集に努めているところです。幸いこれまでは家族等濃厚接触者の範囲内で感染が抑えられている状況となっております。その他の連携としましては、陽性者が発生した場合、救急搬送等の場合の消防職員の感染予防として、北部保健所より陽性者の住所、氏名の情報提供はございません。住所を消防本部に情報提供する体制がとられているほか、災害発生時における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、避難所に避難する可能性のある療養者、濃厚接触者等の情報が必要な範囲で共有されることとなっております。次にウについてお答えします。感染者をめぐる情報発信について、議員ご指摘のとおり、適切な情報提供を行うことが憶測やデマを阻止する最も有効な手段だと認識しております。しかしながら、個別の感染者情報発信については、どこで線引をするのかを判断するのは困難であり、公表した情報によって、新たな憶測が生まれるなど、感染者情報の公表は非常に難しい課題があると考えております。市としましては、憶測やデマなどを阻止するためには、感染者に関する情報ではなく、新型コロナウイルス感染症に対する正しい知識を普及することが必要であると考えており、広報紙やホームページ等を通し、市民の皆様に分かりやすく周知を行ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは質問事項1、要旨(2)のアについてお答えいたします。現時点における本市の特別定額給付金の支給率は99.87%となっておりまして、支給済み者が6万3,272人に対して、未支給者が154人となっております。未支給者のうち申請していたものの受給要件を満たさなかった者や、受給を希望しない者が11人おりまして、これらを差し引いた143人が未申請者となっております。未申請者のうち死亡者が17人、居所が不明となっている者、これは外国人で帰国した者も含みます。それが49人。合わせて66人が申請不可能、または非常に困難な状態にある方々となっております。これらを差し引いた方々につきましては、昨日の平光男議員の一般質問において答弁を申し上げましたが、未申請者個人に対する様々なアプローチを試みたところでございます。中には受給を希望しないと口頭で申し出た者や、申請書を開封せずにそのまま返してきた者が複数人いたということであります。死亡や居所不明であるために申請不可能、または申請することが非常に困難な状態にある方々がいらっしゃることに加え、給付金の受給を希望されない方もいらっしゃることから、給付率100%を達成するのは厳しいことであると考えております。なお、沖縄県における平均給付率は99.6%、8月末現在であります。となっておりまして、本市の給付率は県平均を若干上回っておりますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項1、要旨(2)イについてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の影響により、子育て世帯におかれましては、これまで小学校の臨時休校や放課後児童クラブ、保育施設等の利用自粛に加え、感染予防に配慮した生活を余儀なくされてきました。市では子育て等の不安を軽減するため、養育に係る様々な支援、子育て世帯への臨時特別給付金、放課後児童クラブ経済対策、ひとり親世帯への臨時特別給付金等について人員を配置し、取り組んできたところです。議員ご質問の新生児対象の給付金についても市独自の取組として検討しており、現在人員配置や予算措置の調整中であり、準備が整い次第、補正予算として計上したいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1、要旨(2)ウについてお答えします。さきの石嶺議員への答弁と一部重複しますが、ご理解いただきたいと思います。交通弱者買物支援事業のタクシーチケットは対象を65歳以上の者のみで構成される世帯、障害者手帳が交付されている者、母子手帳が交付されている妊婦、1歳未満の子がいる世帯とし、1世帯6枚つづりの1セットを令和2年7月19日を利用期限としまして、9,965世帯へ配布いたしました。配布枚数は5万9,790枚に対し、利用率は48.1%という結果となりました。利用率は50%を超えてはおりませんが、利用者及びタクシー事業者からは好評の声もあり、少なからずともタクシー事業者の支援、地域経済の循環につながったものと考えております。また事業期間中の問合せの件数の66.36%は65歳以上の世帯からとなっており、対象者や利用方法の確認以外に、ありがたい支援のため継続してほしいなどの意見も多数いただきました。しかし、まだ免許を持っていらっしゃる方々からは不要や返却希望などの声もあり、その他にも病院に行く際に利用できないかと買物以外の移動についての要望も多くありました。改めて年齢や利用区分などの検討が必要であり、関係課と調整を行いながら、事業目的を明確にし、進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ありがとうございました。それでは二次質問に移りたいと思います。順番にいきます。まず、コロナウイルス感染拡大対策の情報発信につきましてですが、これにつきましては、タイムラグというのは当然発信元からですから時間的な差はありますが、名護市のホームページの在り方があまりにも最初の頃は機械的であったので、今はちょっと改良されています。私が一般質問を通告したときからもいろいろ改良されて、今、独自にちゃんと県を含めて、名護市の発表もきちんと、県の発表を受けた上で、例えば調査中だったのが、判明次第ちゃんと更新されているとかということでありますので、そこは頑張っていらっしゃるなということで評価したいと思います。ぜひ今後ともそこはしっかりとやっていただきたいと思います。例えば議員各位にはいつもメールで来るのですけれども、今日のお昼段階で見たら、名護市のホームページと私たちの最新情報と1日ずれていまして、その辺も改善していただきたいと思います。石嶺議員への答弁のときにもありましたけれども、北部保健所、沖縄県との連絡調整について、やはり私たちは数字では分かりますけれども、中身がよく分からない。先ほどの答弁でも様々な形で連携されているということでありましたが、例えばこの前、北部広域市町村圏事務組合と今、窓口をやっている軽症者向けの療養施設の確保とかということについて、もうちょっと中身を知らないと非常に困るので、そこをしっかりと今後ともやっていただきたいと思います。そこでこの情報発信について、二次質問として総務部長にお聞きしたいのは、現在3人の方がまだ解除されていないというのがホームページというか、資料でありますが、そういう意味で、この間市民の感染者、表だけで見ると名護市は幸いにクラスターは発生しておりませんが、家族間の感染が資料で見る限り多いし、先ほどの答弁にもその旨があったと思いますが、どういう形でフォローされているのか、そこをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 市民の感染者に対する名護市としてのフォローについてでありますが、現状におきましては、沖縄県から市に対しまして、感染者個人を特定できる情報の提供等はないため、個別の支援は難しい状況にあります。しかしながら、母子保健事業等、既に市から支援を受けている方が感染した場合や感染者自ら相談をいただいた場合など、市として把握できる事例に関しましては、家庭訪問、健康相談等、必要な支援に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 そこは個人情報を特定できないというのもあるので、今後しっかりと連携をとっていただきたいと思います。これは基幹病院のときにも話をしましたけれども、例えばクラスターが発生した宜野座村、これは中部保健所管轄です。北部保健所管轄も同じように県で発表されていますが、名護以外の北部の町村です。結果的に私たちは地続きで、やんばるは一つなのに、行政的にこういう形で分類されて、よく中身が分からないとか、みんな不安があります。これは同じ生活圏でありますので、必要な情報は県にしっかり求めていただいて、対策を練っていただきたいと思います。今後ともぜひそこはよろしくお願いします。次に経済対策の件ですけれども、まず特別定額給付金につきましては、100%を目指してほしいのですけれども、事情があるというのは分かりますから、決してそこを責めているわけではありません。特に申請漏れを何とかなくそうということで、先ほど聞きますと、区長さん方の協力をいろいろ得ながら、申請漏れをなくそうということで、当局の皆さんが一生懸命頑張ったということを聞いております。本当にご苦労さまでした。その中でも特に答弁の中で、未申請者中の死亡者が17人いるとのご答弁でしたけれども、ほかの自治体では例えば申請対象者で亡くなられた方に特別給付金の創設などがされている例もあります。名護市では死亡された方に対する特別定額給付金の支給についてどのような判断や検討がされたのか、そこをお聞きしたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 特別定額給付金の死亡した者に対する市独自の給付についてですが、申請前に死亡された、これは単独世帯の中で死亡された方につきましては、制度上給付はできないこととなっております。議員お尋ねの単独世帯の死亡者に対する独自給付につきましては、内部で検討をしましたが、特別定額給付金は申請者、つまり受給権者を原則世帯主に限定した申請のご案内をさせていただいたところでございます。仮に独自給付で行う場合につきましても、同じく給付を円滑に行うために特別定額給付金と同様に、受給権者を特定する必要があると考えております。その受給権者を特定するのが非常に困難であります。例えば身寄りが全くいらっしゃらないという場合は、誰が受給権者となるのか、遺族が複数人いらっしゃる場合は、誰を受給権者とするのかということがあります。そのほかにも給付金の受給をめぐって遺族間で要らぬ争いを招くことも想定されます。よって独自給付は困難であるとの結論に達しておりまして、今回は給付は見送りをしております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 確かに言われれば、受給権者の資格の問題とか、相続争いまで発展したら、また本旨ではありませんので、そういうことをしっかりと当局は検討されたということでありますので、そこは了としたいと思います。ご苦労さまでした。続きまして、新生児給付金の創設についてでございます。先ほどの答弁でも準備が整い次第、補正予算として計上したいという前向きの答弁がありました。非常に喜ばしいことだと思います。既に豊見城市とか、南城市、沖縄市もこの前新聞で実施するということで、非常にびっくりしました。名護市でも取組をやりたいということでありますが、ぜひ12月定例会までに補正予算として計上してほしいと思いますが、その辺改めて、こども家庭部長、決意と、そして今後の具体的な展望について明らかにしていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 新生児給付金の創設について具体的な計画ということですが、受給対象者は令和2年4月28日、この日は特別定額給付金の基準日翌日となります。その日から令和3年3月31日生まれの名護市基本台帳に登録された新生児、これについては出生後最初の住民基本台帳が名護市であることを条件とします。の父、または母と保護者を予定しており、人数は直近5年間の出生数最多のデータを基に、737人を見込んでおります。そのほかについては調整中でありまして、準備が整い次第、年度中に補正予算として計上したいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ありがとうございます。ぜひ年度内実施に向けて、鋭意、または頑張っていただきたいと思います。続きまして、交通弱者買物支援事業の第二弾についての要請でございます。これにつきましても一次答弁で関係課と調整を行いながら、事業目的を明確にし、進めていきたいという前向きの答弁をいただきました。第二弾実施に当たっての制度設計の具体的な中身について、もう少し説明をいただきたいと思います。地域経済部長、よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員もお分かりのとおりだと思いますが、当事業は新型コロナウイルス感染症対策として、交通弱者の買物支援事業を実施し、今回は地域経済の循環、タクシー事業者の支援を図ってまいりました。事業を実施する中で、買物だけではなく、買物以外での利用の声も多くありました。対象の範囲や利用区分、事業の目的などの検討も今後必要となってきますので、さらには第二弾のコロナ対策事業として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が活用できるのかも含めまして、調整をしまして進めていければと思っています。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 買物弱者支援事業につきましては、先ほどの答弁、そして石嶺議員への答弁のときもそうでしたが、利用率が48.1%ということでありました。好評だったのですが、やはりこの制度のチケットを配布してから、周知期間も短かった。そして利用期間も短かったということで、もうちょっと、惜しかったなと。せっかく好評なのにということなので、今回第二弾をぜひと質問しました。もちろん経済対策交付金が、この前、石嶺議員が48%だから、残り50%近くの予算があるだろうということも言っていましたので、それを含めて、先ほど言いました今回はやるとしたら買物支援以外も含めて、支援事業をするということでありますので、制度設計並びに周知もしっかりとやっていただいて、利用ができて本当に喜ばれるような形での制度の実施をぜひお願いしたいと思います。コロナ対策の経済支援対策につきましては、私が言ったものに限らず、例えば名護市のホームページでも様々な事業が一覧にありますが、職員の皆さんも本当に通常の業務に加えて、様々な事業に取り組んでいただいたということで、本当に感謝を申し上げます。まだまだ第二波がちょっと、沖縄県の緊急事態宣言も解除されましたが、まだまだ予断を許さないのは、皆さん分かっていますので、しっかりとまた今後とも皆さんの努力を含めて、皆さん一緒になって、コロナ終息に向けてしっかりやってまいりましょう。よろしくお願います。それでは辺野古の設計変更の問題について移りたいと思います。これにつきましても東恩納琢磨議員の昨日の一般質問にありましたけれども、私もさきの6月定例会の一般質問で、設計変更の申請に対する渡具知市長の見解などを伺っております。そのときの答弁で、渡具知市長は大浦湾の軟弱地盤の問題など、専門家の意見も含めて調べていきたいとお答えをされております。覚えていらっしゃいますよね。そこで告示・縦覧後に沖縄県知事から名護市に意見聴取手続があるのは当然であります。その際、できれば専門的なことも含めてもちろん必要ですが、肝心なのは、辺野古新基地建設並びに設計変更申請に対して、名護市民の命と暮らしを守るというその立場で、しっかりと意見書を名護市としてまとめてもらいたいと思っているのです。この間、渡具知市長は辺野古の新基地問題については国と県の問題だみたいなことでずっと言われていましたけれども、やはり利害関係人としてあるわけですから、その自治体の長として、市民の生活と命を守るという立場で、しっかりと名護市の意見をまとめていただきたいと思いますが、渡具知市長、どのようなご見解をお持ちですか、お聞きしたいと思います。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 国と県の関係ということで、それをただ言っているわけではなくて、普天間代替施設建設工事については、これはまさしく名護市で工事が進められているわけでありまして、それに伴う工事によって、地域住民の日常生活に著しい影響を与える。そういった事項に関しましては、これまでも日本政府をはじめ、関係機関に要請を行ってきたところでございます。他方この代替施設建設工事については、これまで諸手続を経て、前の知事の埋立承認を得て、工事が進められると認識しているということは、これまでも申し上げたとおりでございますが、この建設工事に当たっては国と県が争訟しており、そのことについては注視をしたいというところで申し上げているところでございます。ただいま指摘がございました公有水面埋立法において、地元自治体は利害関係を有するとの解釈、これは先ほど部長のほうからも答弁させていただきましたが、意見聴取の手続が規定されているものとして認識をしております。当然その立場からの意見となるものと認識をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 いろいろまた突っ込みたいのですが、今回はコロナ自粛で自制したいと思います。いずれにしましても、この埋立変更申請に対する名護市の意見は当然出すということを言っておりますので、これは答弁にもありましたとおり、名護市の意見として議会に提出されて、議案として、また議会でも審議しますので、ぜひ議会の審議に耐え得るような市民の意向をしっかりと反映した形の意見書を作成していただきますよう強く要望して、この件については終わりたいと思います。最後に軍転協の問題であります。これにつきましては、先ほど新聞の市長日程で、何で渡具知市長だけ、北部振興予算の要請と書いてありましたので、別にどこかに遊びに行っているわけではなかったので、そこは初めから理解していましたが、金城副市長もプロポーザルの委員長ですので、行けないです。総務部長もそうだということで、総務課長が今回代理でやったということでありますが、総務課長は軍転協の幹事でもありますから、そこは必然だと思います。そこで皆さんのお手元の資料には、先ほど言いました軍転協の総会の資料は項目だけしかありませんが、すみません、実は一度要求をしたら、こんなに膨大な資料です。ですので、さすがに当局に遠慮を申し上げました。すみません。そこで実は今年度の要請書と昨年度の要請書、内容的にそんなに違いはないのですが、第6項が嘉手納飛行場、普天間飛行場、伊江島補助飛行場における航空機騒音等の軽減についてというのが第7項と分離されまして、第7項に米軍の訓練場における航空機騒音等の軽減についてということで独立しまして、伊江島補助飛行場、そして北部訓練場、キャンプ・シュワーブ、キャンプ・ハンセン、この北部地域に係る問題を一つの項目として、今回まとめてあります。それにつきまして、先ほど一次答弁では議案に対して、名護市として特に意見は要望はしておりませんということになっておりましたが、調整の段階で話を聞くと、幹事である総務課長がこういう問題についてはしっかりと対応したということでありますが、それについて、もう一度名護市としての評価をお伺いしたいと思いますが、これは別に答弁は総務部長でも構いませんので、よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 市ではキャンプ・シュワーブ内の離着陸帯の撤去について、市単独で政府に要請をしております。これまで軍転協の事務局である県基地対策課と市が置かれた状況や、市から国への要請事項等について意見交換をしたりしておりまして、軍転協事務局作成の要請書案に反映されたものと考えております。今後もキャンプ・シュワーブの離着陸帯の撤去について、時期を図りながら訴えてまいりたいと、そのように評価をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 また、神山正樹議員の一般質問でありましたように、最近、市内、私の家もそうです。結構騒音が激しくなっています。演習の影響でしょうか。皆さんも大体感じておられると思います。そういう意味では、今後この問題は辺野古の新基地建設がもし完成した場合は、もっとひどくなるのは必至でありますから、今の時点でしっかりと元を断つという対策をとって、対策に臨まれていただきたいと思っております。ということで、今回の第200回記念定例会、一般質問、川野純治、これをもって終わりにします。 ○大城秀樹議長 川野純治議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時12分)...